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アジア各地のアーティストたちによって、演劇作品が変異しながら長い旅をするプロジェクト「テラジア|隔離の時代を旅する演劇」。その旅の道中を、みなさんと共有します。
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記事一覧

【カミズによるワークショップレポート】あなたにとっての「死」とは何か

2022年5月に開催される展覧会「Masking/Unmasking Death 死をマスクする/仮面を剥がす」。 アーティスト カミズは、ミャンマー国軍によるクーデター以降、多くのいのちが失われる現実を目の当たりにし、一人ひとりの顔をかたどったマスクを制作してきました。 ミャンマーから本展会場に届く100のマスクには、鎮魂の祈りと、生の証、死の真実が刻まれています。 彼らの生、そして死とは、どのようなものだったのか。 いま生きている、わたしたちにとって「いのち」とは何か。

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【イベント情報】展覧会「Masking/Unmasking Death 死をマスクする/仮面を剥がす」

2022年5月1日(日)〜10日(火)、テラジアの参加アーティストの1人であるカミズの作品を中心とした展覧会を、東京藝術大学大学美術館 陳列館にて開催します! ぜひ、たくさんの方にご覧いただきたく、ここでもご紹介いたします。 展覧会「Masking/Unmasking Death 死をマスクする/仮面を剥がす」は、 ミャンマー出身のカミズが、2020年2月の国軍によるクーデター勃発以降、 弾圧の犠牲となった人々の顔をかたどった「マスク」を制作したプロジェクトを紹介するもので

【インタビュー】演出家 坂田ゆかりが『テラ』に辿り着くまで/「テラジア」はどこへ行くのか

2020年、コロナウイルスの世界的な流行とともにはじまった新時代の国際協働プロジェクト「テラジア|隔離の時代を旅する演劇」。昨年11月には「テラジア オンラインウィーク2021」と題して、日本、タイ、ベトナム、ミャンマー、インドネシアのアーティストたちによる作品やトークイベントを一挙公開し、成功をおさめた。 「テラジア」の出発点となったのは、2018年に東京・西方寺で上演された演劇作品『テラ』だ。三好十郎の詩劇『水仙と木魚』をベースに、文学作品、会場となった西方寺をとりまく

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TERASIAに外部観察者として関わるとはどういうことか?

Text by 田中 里奈(興行研究者/明治大学 助教) 序に代えて  「テラジア オンラインウィーク2021」への寄稿は打ち合わせから始まった。最初、「テラジア隔離の時代を旅する演劇」(以下、「テラジア」と略記)というプロジェクトが、演劇研究者の視点から見てどう思われるかを文章化してみないか、と坂田ゆかりさんからお話しを頂いた。それは坂田さんからたびたび問われてきたことだったので、一度言語化するべきとは思った。だが、いま「演劇研究者の視点」で語れるほど、私はプロジェクトと

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地獄の唱導と芸能―絵解き・落語・芝居/前篇

書き手:渡 浩一(明治大学国際日本学部教授) 表紙:「十界双六」(国立国会図書館所蔵) はじめに 思いがけないご縁に導かれて、『テラ 京都編』の記録映像を視聴し、観劇の趣味などまったくないのに一文を寄稿させていただくことになった。  正直、映像を視聴しての印象は「わからない」であった。しかし、何となく面白く感じ興味をひかれた部分があったことも事実である。一つは『テラ』の活動全般に関わることだが、場所が寺であること。仏教・お寺と芸能との歴史的因縁を思った。一つは井戸から堕ち

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往復書簡:テラとTERAの音楽をめぐって①音楽家の役割と「伝統」音楽

by 田中教順、グリット・レカクン 第一便:田中教順よりグリットさんへ  今回「テラジア オンラインウィーク2021」に際しまして、『テラ』東京編と『テラ 京都編』で音楽を担当した自分と、タイ編『TERA เถระ』で音楽をご担当されたグリットさんとの間で音楽についてお話できるという素晴らしい機会を頂き、とてもありがたく思っています。この往復書簡を通じて、お互いの音楽のインスピレーションについてやり取りすることを楽しみにしています。  『テラ』東京および京都編とタイ編と

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『TERA เถระ』字幕の裏側から

Text by: 千徳美穂(日タイ舞台芸術コーディネーター/『TERA เถระ』日本語字幕担当) 結論から言えば (そう、最初に結論から入る上、ネタバレ満載のこのnoteは一度は作品を観てから読んでいただくことを推奨します) 、この作品は「死」がテーマだ。とはいえ、重苦しさは微塵もなく、癒しすら感じる自然で穏やかな空気に満ちているのは、タイで生まれた作品だからと言えるのかもしれない。タイの国民は9割以上が敬虔な仏教徒であり、ほとんどの人が輪廻転生を信じている。三島由紀夫の

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noteの運用方針と支援について

noteの運用方針 本noteでは、「TERASIA/テラジア 隔離の時代を旅する演劇」の活動状況(公演情報、コンセプトノート、進捗報告、ミーティング・ゲストトークなど)を発信していきます。 このプロジェクトでは、アジア各国のアーティストたちが演劇作品をさまざまに作り変えながら、ソーシャルディスタンスの中で長い旅をしています。 ひとつの公演に辿り着くまでには、たくさんの打ち合わせやブレインストーミング、取材や調査の積み重ねがあります。そういった「旅の道中」を、私たちは皆さん

[報告]TERASIAセッション@TPAM 2021:グループ・ミーティング

Text by 田中 里奈(研究者/批評家) 2021年2月10日(水)、国際舞台芸術ミーティング in 横浜(#TPAM 2021)のグループ・ミーティングにて、セッション「国境をまたがずにアジアを旅する:演劇プロジェクト『テラジア』の新たな国際共同創作」を行いました。このような状況下にもかかわらず、ご来場くださった皆さまに心より御礼申し上げます。 序:隔離の時代における国際サミット?――このような問題提起に基づき、各チーム間で議論を深め、さらなる交流を拓くことが、TP

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【公演情報】『テラ 京都編』

京都のまちなか、はたまた地獄?旅する演劇の現在地 2018年フェスティバル/トーキョー、2019年アフリカ・チュニジアのカルタゴ演劇祭で話題となり、2020年にはタイのアーティストによってリメイクされた観客参加型パフォーマンス『テラ』。この春、日本チーム2年ぶりの新作として、京都の禅寺・興聖寺を舞台に生まれ変わります。 ● PDFチラシ(ダウンロード) 2018年 フェスティバル/トーキョー『テラ』ティザー キャスト・スタッフ演出:坂田ゆかり 出演:稲継美保 音楽:田中

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【イベント情報】 『テラ 京都編』 公開制作プレゼンテーション

京都のみなさん、初めまして。わたしたちは、「テラジア」という演劇を中心とするアーティスト・コレクティブです。 「国境をまたぐ移動をせずに国際共同創作は可能か?」という問いに向き合いながら、タイ・ミャンマー・インドネシア・日本の各地で4年間の創作実験をしています。 このプロジェクトの一環として、来春2021年2月に臨済宗・興聖寺(京都市上京区)で、現代日本の仏教をテーマとした新作公演『テラ 京都編』を開催する予定です。その準備のために、このたび1週間ほど京都に滞在します。 せ

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【イベント情報】 『TERA Thailand』オンライン上映会 + TERASIA アーティストトーク

国境をまたぐ移動をせずに国際共同創作は可能か? この問いに応答するために、わたしたちはアジアを舞台に4年間の実験を始めようとしています。  2020年10月、先陣を切って新作を生み出すのは、日本と同じく防疫のために外国人の入国を規制しているタイのチーム。現代人の信仰や死生観をテーマとした演劇『TERA Thailand』をチェンマイで上演します。 ■TERA Thailand 公演ティザー(35秒) ■TERA Thailand 公演ポスター  本イベントでは、10月1

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テラジアが生まれる前 2018年『テラ』東京初演の当日パンフレット

2018年、東京で行われた国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー18」のひとつとして創作された演劇『テラ』。公演来場者に配布されたパンフレットには創作の中心メンバー4人の座談会とドラマトゥルクの渡辺真帆によるエッセイが収録されました。 フェスティバル/トーキョーの作品ページよりデジタルパンフレットを転載します。 テラ 当日パンフレット [PDF] https://www.festival-tokyo.jp/dcms_media/other/tera.pdf

【メンバー紹介②】 TERASIA タイチーム

2020年10月16〜18日にチェンマイ公演を控えて目下稽古中のタイチーム。5人のプロフィールを紹介します。(文:渡辺真帆) 公演情報(タイ語のみ)https://www.facebook.com/TerasiaThailand 演出 ナルモン・タマプルックサー(コップ) パフォーマー・演出家・プロデューサー。チェンマイを拠点に、演劇をツールとしてソーシャル・アクティビズムに取り組む。1997年、インドネシア・ニューヨーク・台湾・インドなどの演劇人と「Internation

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