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発達障害を疑う前に考えたいこと。



久しぶりの更新です!

今日は発達障害のことについて書きたいことがあります。
大人の発達障害に限ったお話です。

生まれ持って人と違う方や支援が必要な方がいることを踏まえた上で、
どっちつかずになっている人へ向けて
考えるヒントになれば幸いです。

※ 少しデリケートな話題かもしれませんが、
完全に個人的な見解ですので、批判等はお控えください。


今流行中の発達障害、
自分がそうかな?と思ったことがある方は多いと思います。

人生でつまづいたとき、人とうまく行かないとき、
そうでなくても「発達障害の傾向」といったネット記事や診断を見かけた時など。

で、だいたいそういうのにはこう書いてあります。
詳しくは病院や専門機関で調べてください、などと。

そうして病院で調べる方も多いと思いますが、
実は、わざわざ調べにきたあなたに「あなたは発達障害ではないですよ」とは
なかなかお医者さんも言いにくいのです。

なぜなら、ガン細胞や血液検査は数値やレントゲンなどで「目視」できるものですよね。
そういう感覚で診断してもらいに行くのは、なんといっても結論が出しにくいものなのです。

例えば、コミュニケーションが難しいとか、不注意、多動、衝動傾向などは
発達障害ではなくてもそういう傾向になることってあるんです。

それをどれくらいの頻度でなるかとかって数値で出すことってできませんよね。
結局自己申告になるから、
「うーんそういった傾向はあるかもですね」(=グレーゾーン判定)
ぐらいしか言えない。

(※うつ病や適応障害などは治療可能ですのできちんと自己申告して治療してくださいね!)



例えば、うつ病など精神を病んでしまっている場合、思考、つまり「脳」が
正常に機能しているとは言えない言動をしてしまうことがよくあります。
すごく落ち込んでいたけど、あとでなんであんなに落ち込んでたんだろう?
ってなることって誰でもありますよね。それと同じで
うつ病のときって健康的な考え方とか、捉え方ができないんです。

そういうとき、頭がボーッとしていて不注意になったり忘れ物が多かったり、
人とコミュニケーションとるのも難しいです。
不安感が強い場合は衝動的に動いてしまったり、
なかなか落ち着かなくてソワソワしてしまう傾向がある人もいます。

うつ病と診断された場合でなくても、知らず知らずのうちに疲れが溜まっていて
そういう傾向が出てくる場合もあります。
疲れていたり睡眠不足だったり、自律神経が狂っていたりすると、注意力が落ちたり、手足がおぼつかなくなったり、忘れっぽくなったり、そわそわしたり、感情のコントロールができないこともあります。HSPのような傾向も出たりします。
人によってどうなりやすいとかはさまざまですが。

だから、私は発達障害かな?と思ったらまず確認してほしいのが、
・精神が病んでいないか
・疲れが溜まっていないか

です。
アダルトチルドレンなどで心にしらず知らずのうちに傷を負っている場合もこうなります。私もそうですが、日本人のほとんどがアダルトチルドレンと言ってもいい環境で育っており、その影響から発達障害のような症状が出ていることも多いと思います。


それ以外に、

1人が好きで人とあんまり合わないとか、
自由奔放だとか、喋り出すと止まらないとか、
天然でちょっぴり抜けているところがあるとか、

「気質」と言えるようなところは
あなたの「個性」であり長所ですので、
それを否定しないように生きるのも大事かなと思います。

日本はとくに、「出る杭は打たれる」文化がありますので
人と違っているところがあると「病気」だとか「障害」とか
名前をつけてレッテルを貼りたがる人も多いです。

そういうのに負けないようにするのも大事ですし、
そういう人とはなるべく関わらないようにするべきかと思います。

で、精神を病んでいなくて、重度の発達障害で
やっぱりどうしても働くのが難しい人もいます。
そういう人は国の制度を頼るのもいいですし、
誰かに養ってもらうのもいいと思います。

きっと問題は、
軽度または発達障害ではないかもしれないけど、
日常生活がどうしてもうまくいかない
っていう人ですよね。

私も実はそっち系で、たしかに発達障害なのかな…?と悩んだ時期もあります。
きっと人生つまづいたときや仕事がどうしてもうまくいかない時に
発達障害の沼にハマってしまう人がどうしても多いのかなって思います。

心も疲れてるでしょうし、いろいろネットサーフィンしてて
「あ、これ私のことだ!」ってなっちゃうんですよね。

やっぱり自分のことでも、なにか貼れるレッテルがあるって、
例え病気や障害だったとしても安心するし嬉しいものです。
何もわからないよりは。

だから自分のことを発達障害ということにして、
理解してもらおうとしたり、嘆いたりする。

でも本当の問題は発達障害ではなくて、
あなたが「生きづらい」ということなのです。

そして、
どうすればいいかをあなた自身で見つけていかなきゃいけないのです。

生きづらいということは、あなた自身が心に傷を負っているのか、
今の環境や生活が合わなくて変えなくちゃいけないのか、
そういうのを見定めて、自分や環境を変えなきゃいけないことのサインです。

それはめんどくさいし、怖いし、わからないことだらけかもしれません。

生活保護などの支援を受けるのはいいと思います。無理するよりも。


でも、自分を障害と思ってしまうと、何が悪いかって、
なんでも障害のせいにしてしまったり、
ときに踏ん張って生きなきゃいけないときにそれができなかったりするんです。
自分が病気だ、とか障害者だって思うと自信を失うことにも繋がるし、
自信を失うと気力が湧きにくいものです。

だから希望や目標を持って生きるのが時に難しく感じたり、
私は発達障害だから…と、諦めや劣等感を抱いてしまうことも少なくありません。

それに発達障害は治療不可能なんです。だからそれについて言ったって、あんまり人生にプラスにならないんですよね。しんどかったら、自分にあった環境に身を置くこと。
そして自分の個性として認めてあげていい。

生きづらい、何かを変えなきゃいけない。
そう思って立ち向かうことのほうがよっぽど勇気がいります。

仕事がうまくいかなくても、あなたらしい仕事の仕方が見つかるかもしれないですし、
人と関わるのがしんどかったりうまく行かなかったりしても、
そういう自分も許していけばいいと思うんです。


ちょっと難しいかもしれないけど、文章も読みづらいところがあるかもしれませんが
これが私個人の見解です。
あなたの人生について、少しでも考えるきっかけになれば幸いです!

ではまた。

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