見出し画像

優しさとは

「優しさ」とは何だろう?
 
 
ここ数年の疑問として、頭の片隅に居座り続けてたこと。 
 
 
嬉しいことに、私のことを「優しい」と言っていただける機会があるものの、
 
 
私としては相手から受け取った親切を、親切で返そうと努めているからで、
 
 
どちらかというと、相手の好意ありきの「優しさ」
 
 
だから、自分が優しい人とは思っていません。
 
 
ただ、言われてみると「優しさ」そのものを言葉にできないことに気付きました。
 
 
そんなわけで私にとって「優しさ」はここ数年の関心事。
 
 
折に触れて何となく考えては悶々としてました。お陰で何となくイメージはあります。
 
 
ところが、急に自分なりの答えが見つかりました。 
 
 
きっかけは2冊の本。
 
 
1冊目は「コミュニケーション大全」
 
 
講演家の鴨頭嘉人さんの著書。
 
 
タイトル通りテーマはコミュニケーション。
  
 
途中で優しさについて触れているのですが、
「優しさ」は「心」と「行動」の2つから成り、
 
 
「心」は相手の立場になって考えることを、
  
 
「行動」とは丁寧さを備えて接することのようです。
 
 
本書ではエピソードを交えた説明もあり、
より噛み砕かれてきます。さすがはプロ!
 
 
2冊目は「喜ばれる人になりなさい」
 
 
複数の事業を展開される実業家の永松茂久さんの著書。
 
 
お母様から教わった「大切なこと」を、過ごした時間を振り返りながら綴られた本で、
 
 
こちらも「優しさ」について書かれてました。
 
 
『優しいとは人に親切にすること。

でももっとその前に、弱い立場にいる人の

痛みを知ること』
 
 
これはお母様の言葉だそうで、とてもシンプル。
 
 
ちなみに2冊は別々の時期に買い、たまたま
今日両方とも読んだところです。
 
 
我ながら引きがよろしいようで笑
 
  
この2冊のお陰で漠然としていた「優しさ」を
自分なりに言葉にできそうです。 
 
 
私の思う「優しさ」とは、
 
 
「 想像力 × 行動力 」
 
 
まずここでいう想像力とは、相手の様子から
置かれている状況を推測し、ちょっと先の
未来を考えること。 
 
 
たとえば、歩き方や声の調子、表情から
体調が悪そうだなと推測すれば、最悪
本人が倒れるかもしれません。
 
 
つぎに行動力ですが、これは想像を基にして
相手のプラスになることを実行すること。
 
 
先の状況から実際に相手に声をかけるとか、
何かの作業を代わってあげるといった行動をする…
 
 
前者、後者のどれかひとつが欠けても成立は
しません。
 
 
ただし、推測が外れることはあり得ます。
その場合はありがた迷惑になってしまうでしょう。経験された方は少なくないかと思います。
 
 
『せっかく親切でやったのに、もうしない!』
 
 
となるか、

 
『こういうこともあるんだな。次は慎重に動こう』
 
 
となるか。
 
 
経験を糧にして想像力を上げ、さらに行動するかどうかが、優しくなれるかどうかの分水嶺分な気がします。
 
 
長々となりましたが、自分なりの「優しさ」の
定義が見つかってスッキリしました。
 
 
多くを経験して手を差し伸べられる人になります。
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?