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今年わたしを救ってくれた曲'23

こんばんは。

SpotifyやApplemusicを利用しておられる方は今年のトップソングが発表されたのではないでしょうか。
わたしはこれをとても楽しみにしています。個人的に今年はいろんな曲を聴いたつもりです。
その中で今年のわたしを救ってくれた曲を紹介します。


ナイトオンザプラネット/クリープハイプ

これは今年リリースされた曲ではありませんがリリースされた当初からずっと聴いている曲です。映画「ちょっと思い出しただけ」の主題歌になっいてクリープハイプが主題歌ということでこの時久しぶりに映画館に行ったことを思い出します。映画の話になってしまいますが、彼氏とケンカした伊藤紗里ちゃんが自分が運転するタクシーに乗って立ち去るんです。それなのに「追いかけてこねえのかよ」と吐き捨てる彼女に最高に共感しました。最近、タクシーに乗る機会が多いのですがその度に「どこに行けばいいかわからないから、お客さんに行き先を決めてもらえるタクシー運転手になりました。」と話していた伊藤紗里ちゃんを思い出します。映画の話ばかりになってしまいました。映画の話はここでしているのでよかったらフォローしてください。

曲の話に戻しましょう。以前尾崎さんがラジオでリスナーの方にこの曲が好きだというメッセージをもらったときに「今までのバンドとテイストが違う曲に好きと言ってもらえるのは嬉しい」とおっしゃっていました。わたしはすごくその言葉が印象的でした。なぜなら「クリープハイプらしさ」が詰まった曲だと感じていたからです。やさしいイントロ、少しエッチなBメロ。特に、

夜にしがみついて 朝で溶かして
何かを引きずって それも忘れて
だけどまだ甘くて すごく甘くて
結局こうやって何か待ってる

というサビが好きです。夜にしがみつくってどんなことだろう。わたしは夜がこわいです。でも同じようにこの夜が明けないで欲しいとも思います。そんな夜をやさしいメロディで溶かしてくれます。




桜が降る夜は/あいみょん

この曲は今年知りました。ちょうど桜の季節だったと思います。この曲を聴くと桜の花びらが散っている河川敷を自転車で漕いでいるような気持ちになります。

桜が降る夜は
貴方に会いたい、と思います
どうして?と聞かれても
わからないのが恋で
この体ごと貴方に恋してる
それだけは分かるのです

この歌詞に恋がすべて詰まっていると感じるのです。どうして?と聞かれてもわからない、そんな矛盾にも似たものが恋だとわたしは信じています。




君が月/帝国喫茶

今年はわたしにとって帝国喫茶の年だと言ってもいいかもしれません。数年前まではインディーズのバンドを漁りまくって田舎のキャパ300のライブハウスに通いまくっていました。でもコロナ禍を機にあれからライブハウスへは行っていません。そんなわたしがまたライブハウスへ行きたい、そう思ったバンドです。ライブは一度見たことがあります。アコースティック編成でした。その時もこの曲を歌っていました。今歌詞を見てもなんとかわいい曲なんだと思います。「君が月」、きみがすき。




わたしは寂しい時や悲しい時に歌を聞けなくなります。なんでかはわかりません。11月の日記まとめにも引用した最果タヒさんの言葉には続きがあります。

「とにかく一人なんや!」って確信できるまで突き進むしかないのだろうね。そういうことを音楽を聴いていたらよく思う。私は音楽に無視されている。

最果タヒ『「好き」の因数分解』

わたしは音楽を聴いて「ひとりになる」という感情を抱いたことがありませんでした。それより、音楽とは寂しい時に寄り添ってくれるものだと思っていました。でも本当は寂しい時に寄り添ってくれるもの=音楽は欲していなかった。
今、音楽を聴いています。わたしは部屋に一人。音楽だけが流れている。

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