4月の頭の中

最近元気がありません。今東京に帰るため富山駅のスタバで時間を潰しているのですがトートバッグから本を取り出して読む気にもなれず…だからと言ってiPadを触る元気もなく…結局スマホと向かい合わせになって怠惰な時間を過ごしているのですが今にも感情が沸騰しそうで何か書きたい。でも何を書けばいいかわからない。ので、4月中にメモに書き溜めていたメモをここに公開したいと思います。思考の整理にもなってちょうどいいかなって。引用とかも多いので楽しんで見ていってください。



君の心を彗星に乗せて寂しさなど追いつけないスピードで宇宙の果てに連れて行ってあげる。美しい星々。そこに誰もいなくても君は寂しくなくてまるで叶えたい夢を見つけたようなときめきだ。恋など追いつかない炎になって。寂しさは世界が君の物になるその予感。君を微塵も奪わない私の手をどうか取って

最果タヒ「彗星の詩」


「普通の家族って何だよ······」「一番最初に思い出す人だよ。一番最初に思い出す人たちが集まってるのが家族だよ」

最高の離婚 4話・濱崎光生 星野結夏


「外で食べたらレジでお金払うでしょ。家で食べたら美味しかったって言うのがお金なの、言わなかったら食い逃げなの」

最高の離婚 4話・星野結夏


気に入ってなかった傘を電車に置き忘れた


https://x.com/mori_nakamura_/status/1775439956468756743?s=46&t=Ito3ocac3_iidQfqiW4c_A



コインランドリーで好きな曲が流れたとかそんな夕方


好きじゃなくなったら、遠くでどんな薔薇よりも美しい色の薔薇が咲く。世界はそうしてまた綺麗になる。きみはだから大丈夫で、愛は世界になくてもよかった。それでも。今一番美しい世界はきみと私の間にあり、二人の手のひらの間で薔薇は蕾のまま黙っている。だから誰にも渡さない、きみのことでも私のことでもなく、美しさを閉じ込めたまま、私たちの薔薇を誰にも渡さない。

最果タヒ「蕾の詩」


愛していない人の事はすぐに幸せそうだと思う、そう思いながら世界は美しいと思う、春、花の咲いた道を歩いてると寂しくなっていく。僕が可哀想だからでも君が可哀想だからでもなくて、春は僕らを愛してくれるけどいつも全ての人類をまとめて抱きしめるだけだから。知らない人の涙の気配が近づく季節。

最果タヒ「花壇の詩」


恋人達は全て光になって溶けて消えて春になった。永遠になるって事だった。僕と君は恋人ではないから永遠にはいけなくて春はきっとあっという間に終わる。夜が来る度に世界が終わった気がするのは一つの春らしさです。愛してほしいと一欠片も含まずに愛してると言えるなら春などこの世から消えるのに。

最果タヒ「夜桜の詩」


春の木陰は皆逃げ遅れた夜。寂しささえも愛するって誰かが言っていて羨ましかった。諦めたら人生は美しかったですか。ずっと愛してという願い程溶けて消えそうな宝石はなく手放して捨てて他人に優しくなって君は人生が美しくなりましたか。ずっと愛してる。僕が君が過ごす春には必ず桜が咲くと約束する

最果タヒ「木陰の詩」


冬がなければ春に気付けない程度の感性しかないから毎年冬が来るね。そして春が来るね。誰かを愛さないと僕は僕の寂しさが優しさの糧だと思い続けただろう。僕のかわりに燃えている夕陽が、僕の海に反射して、赤く、僕の心より美しい。それが愛情で、僕の愛情で、それでやっと優しさ以外の愛が渡せる。

最果タヒ「夕陽の詩」


愛はいつも愛の言葉よりも 小さすぎるか 稀には 大きすぎるので 愛し合つている二人は 正確にかつ精密に 愛しあうために 黙つたまま抱きあう

谷川俊太郎「沈黙」


僕がいるのはいつでも陽だまりで遠くで苦しむ子供達の魂と僕の魂を入れ替える事だってできるのに、しないで光の中で息をしていた。幸せに生きる為の椅子があいていて、座った日から僕は僕に石を投げたい。自分を愛する事が難しい、それを悲しむ事も難しい、僕が死んでもこの椅子はもう溶けて消えるだけ

最果タヒ「陽だまりの詩」


新宿の子供たち


愛している、心臓を捧げる、夜空に彗星が走り、光がこぼれ雪になって降る、愛していると言えばその全てができたつもりで、君に夜空を指差して見せた。その瞬間に星が走ることなどなく、夜空には月。僕ではない誰かの愛。愛している、君にとって世界は美しく、その間僕は僕の愛もまた君に必要だと思えた

最果タヒ「夜空の詩」


桜舞う森でピースで立ったまま散るな笑うな 最終回かよ

上坂あゆ美


この部屋で死んだら発見者は何を避けて何なら踏むんだろうか

佐伯紺



エスカレーターの横の階段を水筒を振りながら走っていく学ラン


100年後にもう誰もいなくなっていることがわかる、その理由はわからないけれど、その事実だけが胸に残って、それがわたしをこれから生かす。嬉しかった、まだ100年もあるし、いとおしかった、みんないなくなってしまうし。初恋でした。きみもきみでない人も、わたしの初恋相手です。

最果タヒ「衛星」


どこにも行けなくても飛んでいる、星の上で。涙は必ず飛んでいく、全て流れて流れ星になる、誰かの花束に着地してその子の思い出の煌めきになる。どんな寂しさも文学になるのはこの世界の醜さです。君への愛だけは他の誰にも意味がなく私一人の宝石で、飛び立つ事もない、誰にも観測できない永遠だった

最果タヒ「自転の詩」


きみのことをずっと愛していたい、ずっと流星群でいたい、それが涙に見える人がいるとしても僕は僕の心音は、流星群の真ん中から鳴っていると知っている、本をめくる瞬間に指にできた小さな切り傷のような一瞬の涙が、僕の心音を止めるわけもなく、それは光になる、星になる、きみの名を呼ぶ悲しみは光

最果タヒ「流星群の詩」


母の作る卵焼き、父の作るフルーチェ


電車の空いた席にちょこんと座らせられた男の子。足もつかなくてぶらぶら。落ち着かなさそう。隣には母親が座ると窓にもたれかかって目をつぶった。


https://x.com/megapolisomancy/status/1782633735466418652?s=46&t=Ito3ocac3_iidQfqiW4c_A


私が美しいと思う人は、私が燃える炎と思う人。光は全て君から生まれると思えば世界の全てが愛おしく思える。春なので全ての光が熱をもち雪の代わりに小さな炎が空から降る。私を燃やし尽くしてくれてもいいと思いながら、温もりの中で咲いた花のような私。燃えてもいいのに永遠で、寂しいのに恋だった

最果タヒ「日向の詩」




いかがでしたか?わたしがいかに最果タヒさんに影響を受けているかわかると思います。最果タヒさんみたいな詩が書きたい。家に帰ったら田村隆一の詩集を読もう。

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