アート独り言。(描くのに理由なんてない。テンペラと永遠の緑)
今日は2018年の円空大賞展で円空賞を受賞された佐藤先生のアトリエ撮影。
昨年、佐藤先生が在籍された大学の別の教授に写真展の相談で訪問していた。
ちょうど佐藤先生は不在、佐藤先生の研究室はかなり面白いから、また案内します、と言われて本当に楽しみだった。
しかし、その研究室から全てアトリエに移転し、「妖怪部屋」と呼ばれていた研究室は撮影不可となってしまった。
かなり、落ち込んだ・・・
何故すぐに行動しなかったのだろう。
後悔しても仕方ない。
先月のグループ展のオンライン会議で、映像で活動の様子を撮影することにかなり乗り気だったので連絡してみることに。
撮影は快諾、アトリエを撮影させてもらうことに。
中途半端な知識しかないので、正直にテンペラ画がわかりませんとお伝えすると顔料を練る所から説明してくださった。
その後、黙って描いてればいいの?と言われたので描いてもらった。
しばらく雑談が続く。
カメラは回しっぱなし。
「よくインタビューで、何故描くのですか?ってあるけど、いい加減に答えてます」
「だって、なんでご飯食べるの?って聞かれたら困るじゃないですか」
学校の先生がこんな絵描いていいのか?と言われたことも。何が駄目なんだろう。
撮影前に円空賞の時のインタビュー記事に目を通したり、わからないなりにもあまり失礼にならないよう、事前にイメトレしていった。
目指している「緑」の話や、若冲、印象派等々、共感出来ることから、目からウロコな話まで、フレンドリーに話してくれたのが嬉しかった。
インタビューが終わると、膨大な作品群を撮影しても良いということで探険。
↑円空大賞展
最後に版画のアマビエをプレゼントしてもらった。嬉しすぎる。
映像にしっかりと魅力を詰め込みたいのでこの辺で終わる。