それって必要ですか?
月曜日、卒業生と会った。
そこで、いつも私が若い子たちに言うことだけれど
成長したとか
がんばっているとか
というは自分で言うことではなく、他人から言われることで、自分で言わないといけないとしたらまだがんばりも、成長も足りない証拠だと私は思うというような話をしたとき、彼女が放った質問に面食らった。
ーじゃぁ、なんでみんながんばれるんですか。何のためにがんばっているのですか。
他の人は知らないけれど、私は
人によくがんばったね、成長したねと褒めてほしくてしていることは続かないと思う。そして、私は、大概の人が目の前にある、自分のすべきこと、できること、そしてときどきしたいことをただ、真面目にしているだけなのではないかと思っている。
私もそうだ。
ただ、目の前に与えられたするべきこと、できることを1つずつし続けているだけだ。
その、すべきだとか、できると思うことだとか、したいことが皆少しずつ違っていて、社会は成り立っている。
そして、とりたてて好きなことや、目標がなくても、できること、すべきことは目の前にたくさんあって、出会ったものを大切にすることが、成長にも、人に認めてもらうにも、大切なことだ私は思っている。
褒めて育てる
叱らずに育てる
褒められることに慣れてしまうと、
叱られて簡単に折れるだけではなく
褒められないと頑張れないということなのか?
世の中、いろんなことを当たり前と思い込んで、「ありがとう」の一言がすんなりと出てこない人も多い昨今
自分は感謝しないけれど、感謝してほしい
自分は褒めないけれど、褒めてほしい
自分は言わないけれど、言ってほしい
そんな人が増えている気がする。
そんな世の中で、「頑張っている」ことや「成長した」ことを認めてもらわないと続けられないとすれば、それは、本当に続かないよ
と、伝えることしかできなかった。
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