寺子屋の取り組み紹介 ⑥
今年は、得体の知れないものと闘っている感じがする1年です。
そういえば、15周年を迎える前の年もそんな感じだったなぁ~と思い出すと、25周年を前に、私に「まだ続ける気?」と問いかけているのかもしれないとも思う日々です。
24年目を迎えている寺子屋は、今も、昔も、そして、おそらくこれからも時代には乗り切れていない塾です。
オンラインも、将来的に海外との交流や、講演会などで使うことはあっても、授業をする気はありません。
コロナ禍、廃業かなぁ~と真剣に考えたくらいです。 笑
教育は、今のためではなく、未来のための土台作りだと信じているからです。
今、子どもたちがどんどん文字が書けなくなっています。それは、頭の中で言葉を文字に置き換えることも困難にしているようです。そして、それは、次に記憶にも影響を与えているように思います。
英単語を覚えるのが苦手な生徒が本当に増えています。
今、手を動かして「書かないから」ではなく、文字に置き換えるシステムが整う前に、書くことを繰り返す機会を奪っているから。そんな気がしてなりません。
低学年の生徒たちには、最初に、丁寧に身に着けてもらうことによって、きちんと書くということの楽しさや大切さを知ってもらい、高学年以上の生徒たちには、今までないがしろにしてきた生徒には、改めて書くことを繰り返してもらい、定着している生徒には、確認と次のステップを提供できる環境を作りたいと思っています。
「漢字で書いてください」と答案を突き返すと、いつまで経っても、「わからない」とか、「なんで?」などと文句が出てくる途中入学の中学生たちもいますが、そんなときのために辞書も用意してありますし、ここはそういう塾です。
「時代遅れ」だと言われても、そう胸を張って言い続けたいと思っています。それが、子どもたちのためであるならば・・・。
いただいたサポートは、子どもたちの学ぶ環境づくりに使わせていただきます。よろしくお願いいたします<m(__)m>