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点数ではなくて、内容

単語がなかなか覚えられない生徒に、次回のテストで単語のミスが改善されなければ、フォニックス講座の受講を必須にさせてもらう旨、2月のテスト後に伝えてあった。

6月に次のテストを控え、その生徒が

ー60点あれば良い?

と、聞いてきて、何を言っているのか一瞬わからず、

テストというのは、点数ではなく、内容の問題。90点であろうが、間違ったところの内容によるから「〇〇点で良いか」どうかはわからない。

と、伝えた。

その後のやり取りで、

彼は60点あったらフォニックス講座の受講をしなくてよいかという意味で聞いていたことがわかったので、再び

テストの点数についての話をした。

テストは、とりあえず、誰でも100点を目指して勉強を始めてほしい。

その勉強中の自分の様子で今回は6割取れたら良い方かもしれない、というようなことや、前回があまりに悪くて30点くらいだったから、今回はとにかく50点を目指そうというようなことはあると思う。

けれど、まだ3週間も準備期間があり、60点で良いかという質問に、私は

「100点じゃなきゃダメかな」と答えたい。

そして、フォニックス講座については「単語が覚えられないという問題への対応」なので、90点であろうが、その10点のミスが全て単語のスペルミスだったら、受講してもらいたいと思っている。

と伝えると、

「鬼やな」と返ってきた。

鬼で結構、悪魔と言われても大丈夫。

とにかく、点数ではなく、内容。

今のテストの点数は、良くたって、3か月後には過去の栄光。
悪くても、さほど人生には影響しない。

だけれど、身に着けた知識と経験は一生もの。

それを、どうしたら子どもたちにうまく伝えられるかを今日もまた、試行錯誤の1日になるだろう。

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