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本当にそうなのか? ③

寺子屋かめいを始めて25年目ー

この24年余りの間、ずっと疑問なのが

試験勉強は、1週間前からすればよいのか?
試験期間中は、遅くまで勉強するものなのか?

ということ。

私自身、1週間前には試験勉強をほぼ終えていた。試験前の1週間は、その1週間に授業で進んだところの復習とそれまでにまとめておいた自分の苦手なところや単語リストを見直す期間だった。

自分が頭痛持ちで、ストレスや疲労で頻繁に熱を出し学校を休むことを知っていたから、できる範囲で無理をせず勉強する私なりの工夫だった。毎日の9時就寝を、試験中だからといって譲ったこともない(大学受験のときも9時以降起きていたことはない)。

一夜漬けが得意だった姉にはよく

「テスト前、テスト前って、いつなんテスト?」

と、聞かれた。

いつからかを伝えると呆れられたが

「試験は毎回終わったら、次の試験前です。」と言い返していた。

この仕事を始めて数年経ったころ、

中学1年生が、試験期間の10日くらい前に先生にテスト範囲を聞きに行ったら

「1週間前にしか発表しません」

と、叱るように言われたと報告を受けて驚いたことがある。

多分、私の周囲にいた先生なら、

「きちんとした範囲はまた発表するけれど、前の試験範囲のあとから、今授業でしているところくらいまで復習しておけば?」

とか、

「決定でないけれど、〇〇くらいまでにはなると思う。」

くらいの返事はしてくれたと思う。

中学1年生だー

小学生のころとは違う形の試験形式に少しずつ慣れていく生徒たちに、

そんな言い方・・・と憤った気持ちを、今でも覚えている。

1週間前になって初めて、試験当日に提出のワークを慌ててし始める生徒も少なくはない、というか、そういうものだと思っている生徒も大人も多いようだ。

先生たちもテスト1週間前にするのが当たり前だと思っている節の言動がある。解答集とともに渡されているワークをテスト当日に集めるという制度自体ナンセンスだなぁと、毎回、私は思っている。慌てて答えを写して、提出物だけで成績を維持している生徒も少なくはない。

試験前は特に

大人たちは、なぜ子どもたちに勉強をさせるのだろうか

と、私自身が疑問に思うことばかりだ。

子どもたちがわからないのは当然だと思う。

昨日、中学3年生に聞かれて、私の中学生の頃の試験勉強の話をした。それを聞いて

ー かめい式か、いいな。

と、言っていたけれど、はたして、次回、実行してくれるだろうか。笑




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