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寺子屋こぼれ話 ⑨

生徒たちの珍解答には、いろいろと想像して、思わず笑ってしまうものがある。

昨日の珍解答・・・

Are you homework? (あなたは宿題ですか。)

そういう解答を見て、私は「あなたは宿題ですか。」という文章はいつ使えるかを考えてみる。そして、生徒にも聞いてみる。

そして、え?え?え?と、生徒が言っている間に、私の妄想は駆け巡る。

ーあ、あ、そうか、君は、宿題が何だったかわからないとき、教科書や問題集を目の前に置いて、聞くのかな?「あなたは宿題ですか?」って。そして、あなたが部屋を離れると、問題集たちはトイストーリーのように、あなたがいない間に動いて、今日の宿題がふと出てきてくれたりするのかしら?

なんて、、、突っ込んでみる。

通塾歴が短い生徒には「何言ってんだこのおばちゃん?」という顔をするけれど、古株さんたちは、始まった、、、と、微笑んでみている。ときには、彼らも状況を想像して案を出す。

生徒たちには、事あるごとに、自分が作った文章の運ぶ意味とイメージをきちんと認識して、丁寧に取り組んで、英文の表す状況を想像してほしいと伝え続けている。できた文章をきちんと読み直して、意味を考えてほしいのだ。

整序問題にも不思議な解答がある。

It was raining yesterday because I stayed at home. (私が家にいたので、雨が降っていた。)
It is sunny if we will go on a picnic tomorrow.* (もし、私たちが明日、ピクニックに行ったら、晴れるだろう。*条件を表すif節にwillを使っているため、英文としても間違いとされますが・・・。)  

というような解答に出くわすと、私はすかさず、、、「君は、天照大御神か? 」と、聞いてしまう。生徒が天照大御神を知らないと、キョトンとされるだけだけれど。

作った英文に限らず、解答を提出する前に見直す、もう一度確認する姿勢、きちんと身に着けてほしいと思う。



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