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休日前のつぶやき 

昨日、

ー楽しいのは、今だけやろ、若い、青春の間だけやろ

というようなことを女子高校生が私たちの前で言い放った。

彼女の担当講師(寺子屋2期生 40代)が

「なんか、それ、私や亀井先生の年齢になったら楽しくないみたいに聞こえるけれど・・・」

と、応えていたのを聞いて、

この春、大学を卒業して社会人になっているはずの学年の生徒が、高校生のとき、同じようなことを言っていたのを思い出した。

ーちなみに、青春ってどういうこと?

と、そのとき、私は聞いてみた。

彼女の返事は

ー毎日を楽しんで、恋をして、充実した生活を送っていること

というもので、

ーじゃぁ、私も、今、青春真っ只中やな

と、応えて、呆れられたのだけれど・・・

今回は、

ー前に、青春の定義を「毎日楽しく過ごして、恋をして、充実していること」って言っていた子がいたけれど、それだと「青春」と年齢は関係ないよね。

と、伝えた。

すると、それを聞いていた高校生男子が

ーこの人、恋はともかくも、毎日楽しく充実して過ごしとるでなぁ

と、私を指さして代わりに言ってくれた。 笑

ーこらこら、恋はともかくも、って何さ、、、

と突っ込んでおいたけれど

内心、ほっとした。

このご時世

大人として、毎日楽しく、充実しているように、高校生たちに見えているなら、とりあえず、よかった。

24年と少し前に寺子屋を設立するとき、コミュニティセンターのような塾を目指した。なかなか、バタバタと年月が過ぎ、本当の意味での老若男女が集う場所にはなっていないけれど、少なくとも大人たちが、楽しそうに毎日努力をしている姿が、子どもたちなんらかの形で伝わっていてほしいと思っている。

「若い時期」は、誰にでも訪れるほんの少しの時間だけれど、老いは、運が良くなければやってこない。そして、運良く生きながらえても、それを楽しめるかどうかは、多分、若い間に楽しさだけではなく、きちんと努力と苦労をし、人と自分を大事にして過ごせるかに掛かっていると思う。

現代では、年を重ねてからの時間の方が、ずっと長いー

そう、子どもたちに伝えられる大人でありたい。そして、楽しさは、周りに与えられるものではなく、自ら見出すものであることが伝えられたら、なお嬉しい。







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