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寺子屋こぼれ話 ⑭

少し前に、中学3年生の生徒が

ー4月から、ぼく、「天使」になるんやよな。

と、言ってきて、? が頭にいくつか並んだ。

「なんで?」と聞くと・・・

ーだって、先生、前、高校生は天使やって、言ってたやん。

と、返ってきた。

いや、それは、、、、違う。 私は

今年の夏に母が動けなくなったときから(今は動けるようにはなっているけれど、健康面も考えて)、5時~7時の間に、60分休憩をもらい、隣の我が家で母と夕食を摂ってから、仕事に戻ってくるようになった。

そのため、その時間帯の担当を外れている。

でも、この冬立て続けに、水曜日のその時間の講座を担当するスタッフが、息子さんが救急搬送されたり、家族でコロナに罹患したりで休んでいたので、彼女のクラスを私が担当したときが何回かあった。

そして、そのときの中学生たちの授業の大変さに、そのあと自分が担当するいつもの高校生たちの授業がなんと平和で、楽な授業であることかと、実感した。

騒がしく、私を疲れさせた中学生たちの中の1人だった中学3年生くん

次の週、スタッフが戻ったときに、

ーもう、高校生たちは天使や~と思ったわ。授業の準備が大変でも、授業はなんと予定通りに、なんと静かに、淡々と進むことか・・・・笑

と、伝えていたのを聞いていた。

それを「高校生は天使」だと言っていると思ったらしい。

・・・・いや、それは違う。 笑 だいぶ、違う。

高校生たちが天使に見えたのは、君たちが騒がしく、私に大変な思いをさせたからであって、「高校生」になったら、自動的に天使になるわけじゃないよ。笑 彼女らを見習って、君は、態度を改めるのが先やわ! 笑

・・・・そして、まずは、高校生になってから言って 笑

と、言うと

ーそやな、

と、笑っていた。

彼に言わせると、私は、生徒たちの話を聞きすぎるのだという。それを受け止めて、話を返してくれるから、皆が調子に乗って話をし始めるのだという。だから、大変なのは私自身の責任で、生徒が悪いわけじゃないらしい。笑

確かに、、、、それは一理あると、思ってしまった・・笑

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