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あきらめの悪さが平和をもたらす❓‼ 

ー先生が、学校の校長先生になればいいのに。

と、先日、ある中学生が言い出した。

その理由は、

そうすれば学校は平和になると思うから

だそうだ。

私がどこかに参加して「平和になる」なんて言われたのはたぶん人生で初めての経験 笑

でも、、、

「それは、私の平和が乱されるってことじゃないのかしら?」

と、聞いてみると

ーそれは、そうだね。

と、さらりと言われた。

ー『やばい』は一日100回以上は聞くだろうし。先生が、いっぱい言わなあかんこと、やらなあかんことあると思う。でも、僕らは平和になると思う。

聞けば、彼の学校の生徒は、授業を好き勝手な場所、勝手な態勢で聞いたり、いろいろと問題発言、問題行動が多いのだという。

先生たちは何も言わないのかと聞くと、もうあきらめているのだという。

私は、口うるさく、ガチャガチャとあきらめが悪い。そんな私が学校に来たら、「平和」は脅かされると考える方が普通だと思う。

けれど、彼は、「平和になる」という。彼は決して真面目くんでも、優等生くんでもない。隙あらばさぼろうとするし、成績も振るわないから今年から寺子屋にやってきた。

そんな彼の言うの「平和」とは、何だろうか。

私たちが思っている以上に子どもたちは、大人の力を必要としていて、大人に頼りたいと思っているということだ、

と、私は思った。

子どもたちの話を、大人の解釈を加えて聞くのではなく、純粋に聞き、誰かのせいにするのではなく、自らの責任と考えて行動し、解決しようとしてくれる大人が増えてほしいと願っているように聞こえた。

呆れらえることが多いけれど

あきらめるー

この仕事において、私が一番できないことで、一番苦手なことだ。


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