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私の仕事

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2000年3月に開校した寺子屋かめいも、2025年3月には25周年を迎えます。そのための準備を進めたいと思っています。その一つとして、私の思いや寺子屋でのエピソードをまとめていき…
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#学童保育

自然に学んでしまうこと

この仕事を始めて23年と3か月ほど ・・・なぜだろうと考えてしまうことがある。 多くの子どもたちが 人の話をきちんと聞けないこと、聞こうとしないこと 英単語・漢字だけではなく、「用語」を覚えるのがとても苦手なこと 人が読み上げているものを一緒に目で追うことができないこと そして 相手の意図や求めていることにこたえようとしないこと 一方、少しずつ、するべきこととして説明をするとほとんどの子どもたちが少しずつできるようになっていく。 ということは、 彼らは、そ

2024年 7月の初めに

2024年が始まって半分が終わった。 残りの半分が始まっている。 寺子屋の授業は、今日スタートする。 今週末まで期末試験がいくつかの学校であり、その対応に追われる。 新しい生徒も入ってくる。 そうこうしているうちに、夏休みも始まる。今年は・・・ 夏休み 子どもの居場所 プロジェクトが待っている。 しっかりと準備をしたい。 今のところ、お申込みは寺子屋生とそのご兄弟姉妹が主流。そして、寺子屋生のお友だちが興味を示してくれているというお話を聞いたり、お問合せをいただ

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024 ⑨

クラウドファンディングを始めて、4日ほどが過ぎた。 そのとき頭にあった夏休みのプロジェクトの話を、一時帰国中の幼馴染に話したら、インドで食事代を募って成功している例などを挙げて、 クラウドファンディングを勧められた。 カルマー自分の今の行動が将来に影響を与えるーという考えの定着している国ならではの考え方もあるのだろうけれど、 ある意味、私がずっと若者たちにしてきたことの根底にある考え方でもあり、父と私の教育の在り方の理想でもあったので、スタッフとも相談してクラウドファ

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024 ⑧

この夏の寺子屋の挑戦ー夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024 友人からのアドバイスもあり この新たなる挑戦に向けて クラウドファンディングを始めました。 何もかも初めての取り組みで緊張&ドキドキでしたが、卒業生たちのLINEグループにお知らせして10分くらいで1人が協力をしてくれました。 お礼の連絡をしたら、「学生時代お世話になったことへの少しばかりの恩返しです。僕も寺子屋が居場所だったので」との返事。 本当にうれしく、ありがたいと思いました。 その後、こ

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024 ⑦

2024年、夏 寺子屋にとっては挑戦の夏だ。 先日、てらこや新聞を寺子屋生のご家庭にお送りしたところ、保護者の方から、嬉しいメールがあった。 「とてもよいタイミングでプロジェクトをありがとうございます!」 というようなメッセージが書かれていた。 まだ始めてもいないのに、「来年もせねば」なんて単純な私は思ったりもしている。 このところ急に増え始めている入塾に関するお問い合わせのときに、 「学童もするのですか?」 と、聞かれ、まだ、外にはブログとnoteでしか告知

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト ⑥

先週から、ご案内を始めている 「夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024」 ようやく、寺子屋生向けの「てらこや新聞 初夏号」の発送が済み、いろいろな問い合わせに対応することになる。 今年は「チャレンジ」ということもあり、料金も、講座のオプションも、活動も手探りだ。 でも、私たちの思いは熱いー 友だちに話したら、 「また、そんな、大変なことを」 と、言われた。でも、 大変かどうかはしてみないとわからない。 大概、大変だと思うことは、してみたら思っていたほど

夏休み 子どもの居場所 プロジェクト ③

小学生 夏の居場所 学童の問題点の前に、家庭学習の在り方が変になっているー と、感じたのは、もっと前・・・。 宿題の添削を親がする 音読を親に聞いてもらう・・・など、 当然のように 親御さんが宿題に関わるのが義務のようになっていることに気が付いたとき 私は、恐怖で震えたー というか、私が今の小学生だったら、、、 と、考えたら恐ろしくなった。 また、 それが、子どもたちの勉強が他人事のような態度を作り出している、 そう思った。 必死なのは親御さんで 子どもた

24周年を前に ⑥

コロナ禍ー 教育界が変わると少し期待していた。 けれど、変わったとしたら、あまり良い風には変わらず そのあまり良くないものだけを残して全力で元に戻ろうとしているー そんな印象がある。 寺子屋かめいは、明日24周年を迎える。 24年目は、ずっと「なにかが、おかしい」と思い、言い続ける1年だった。 そして、25年目もそう言い続けなければならないだろうと予想している。 その一方で、できることを1つずつ進めていきたいと思っている。 大人の都合が優先されるなら、それを逆

寺子屋の取り組み  2024

寺子屋かめいは、今年3月に25年目に突入する。 開校したとき、    という目標を立てた。 しかし、23年と10か月後の今、 学校ではできないこと・・・というか、学校でできていないことが年々増えていると感じている。 昨日 ー証明って普通の人はしなくてよくない? と、「証明問題」が嫌いな中学3年生が言いだした。 「いやいや、義務教育で習うことは、普通の人ができていてほしいことだと思うけど、、、」 と、私がいうと ーでも、だったらさ、普通にできるように学校でも

何のために学ぶのか・・・

「分かる問題を持ってきてください」 夏休み中、学童保育に通っている寺子屋生が塾の宿題を学童保育中にしていて、「わからない!」といら立ちを見せたところ、お迎え時にお母さんが先生に言われたという。 その報告に、私は、まずは面食らい、週末を越えて、憤っている。 お母さんは、「学童では教えないということになっているので」とおっしゃっていて、ほかの大人も、仕方ないという反応だったのに、私は大いに疑問を持った。 学童保育は、子どもたちが大人の目のある場所で、放課後を過ごすための場