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新企画「まなびの道しるべ」~指導例の紹介~

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

2022年から広報てらこやでは新企画をはじめます。
新企画は「まなびの道しるべ」と命名します。

てらこやは小学生・中学生・高校生とあらゆる学年を指導していますが、
当然うまくいく場合とそうでない場合があります。
教育は塾だけで行っておらず、私たちも万能ではないですからね…。

しかし、うまくいった場合の例をこちらで公開することで、わが子に合うのか合わないのか、イメージがわきやすくなると思うのです。また、現在通塾していただいている方にも、「あ、こうすればうまくいくのか」と参考になるはずです。

本日は、指導例をご紹介する前に、てらこやの指導で大切にしている3つの指導方針をお伝えします。

◆てらこやの指導方針

1.学習習慣・計画・克己心(こっきしん)の育成を大切にしています

2.生徒が70%は自力で解ける問題を選んでいます

3.正しい学習法を伝えています

1.学習習慣・計画・克己心(こっきしん)

私は、最終的に中3や高1で自立して学習できるように生徒を育てているのですが、その自立で必要になるのが「学習習慣と計画性と克己心」の3つです。

学習習慣は、ご飯や歯磨きと同じように、毎日勉強を当たり前のようにすること。これが身に付いているといないとでは大きな差がありますよね。家でできない子には塾の自習スペースをどんどん活用していただいています。

計画は、その日にやることを書き出してみることから始めてもらいます。この計画がないと、宿題をやるときに時間無制限でだらだら学習してしまいます。計画性がないと「勉強はしているけど成績が伸びない」生徒になってしまいます。計画をしてテキパキ効率よく学習しましょう。

克己心とは、おのれを克服すること。つまり誘惑に負けないこと。
スマホや漫画、ゲーム・動画・アニメなど…子どもは誘惑に負けて「やりたいことを優先して、やるべきことを後回しにしてしまう」傾向にあります。この状態を「やるべきことをしてからやりたいことをする」に変えましょう。すると勉強に対するモチベーションも変わってくるはずです。もちろん勉強をしながらスマホをつつくのはもってのほかです。

てらこやの中学生・高校生指導では、学習習慣・計画・克己心の状況を口うるさく聞いてチェックしています。

2.生徒が自力で解ける問題(C問題ではなくA問題やB問題)を選ぶ

普通の塾では学年ごとに同じ問題集で同じ問題をさせているのですが、生徒によっては簡単すぎたり難しすぎたりで、いい学習ができない場合があります。一方、てらこやでは生徒の学力によって問題集や問題のレベルを選んで間引いています。例えば、英語が苦手な中2の生徒には中1の内容から学び直せるドリルや、中1の英語の音読などをさせます。(並行して中2の内容もします)

目安として生徒自身で70%は自力で解ける問題集がちょうどいいと考えています。50%も解けない問題は適切なレベルではなく、他のものをするように指示します。また、ある生徒にとって難しすぎる問題(当塾ではC問題と呼称)は、教えると理解できるのですが、翌日には解けなくなっています。こういう問題を教えるのは無駄と考えていて、その生徒にとってのA問題やB問題を解かせることこそ効率のよい学習と考えています。(A問題やB問題でわからないときははしっかり教えます)

言い方を悪くすると「自習」と誤解されそうですが、解くべき問題を指示しているところがポイントで、私はこれを「自学」と呼ぶようにしています。何をやるべきか指示することがてらこやの最大の仕事です。

※問題の難易度の目安

A問題…ほとんどの生徒が解ける基本問題
B問題…50%~60%の生徒が解ける標準問題
C問題…正答率10%未満の難問

基礎基本が身に付いていない生徒の一部で、C問題に時間をかけすぎて非効率な学習をしている生徒がいます。てらこやはA問題やB問題でしっかり「筋トレ」をすることが重要と考えていますが、ここがなかなか理解されない…。塾講師にはC問題をかっこよく解いてもらいたいのでしょうか。

3.正しい学習法を伝える

1の学習習慣や2の何をやるべきかがわかっていても、正しい学習をしていなければ成績は伸びません。例えば、数学の解き直しや英語の音読、単語の書き取りなど。やるべきことや、そのやり方は各生徒ごとに事細かくあります。この正しい学習法を生徒の手元を見て見抜き、アドバイスする。これもてらこやの大切な仕事の1つです。

小6から通っているある生徒が、中学に入って英語が苦手になりました。
中1で成績は上昇せず困っていたのですが、中2でいい教材が発売され、それを使って毎日音読させました。すると中3の高校受験期には驚くほど英語が得意になり長文をスラスラ読めるようになっていました。リスニングも得意になっていましたね。(なお、音読にも正しい音読の仕方があります)

このように勉強法1つでも成績がガラっと変わるもので、大切なのは正しいやり方を継続することです。勉強以外のスポーツでもそうでしょうが、指示されたことを素直に継続して努力できる人ほどてらこやでは伸びやすいと思います。

いかがでしょうか。
2022年度から中学生のハイブリッド個別クラスで一斉指導を取り入れる予定で、このことにより生徒のやる気も高めることができるはずです。

てらこやの3つの指導の前提、ここをご理解していただき実践してくれる生徒さんはすくすくと伸びていきます。逆に学習習慣をつけようとせず、指示にも従ってくれない生徒さんは苦手としていますが、これはどの塾に行ってもそうかもしれません。

じゃあ、塾の違いって何なの?

じゃあ塾の違いは何なの?と思うかもしれません。
私は「火をつけてくれる先生に会えるかどうか」ではないかと思っています。結局は、教育は人がするもので火をつけられるかつけられないか。教師の人間力によって決まります。生徒との相性もありますしね。

私にも残念ながら火をつけられないこともあり、悩んだこともありましたが、今では自分にできる仕事をできる限りしていけばいいと考えています。また、どんな塾に行っても生徒には「この先生についていく!」という人が見つかったら、しっかりその先生の指示を聞いて実行して欲しいです。それが先生に対するリスペクトなのではないでしょうか。(仕事もそうですよね。信頼できる上司についていくように^^;)

次回以降の「まなびの道しるべ」では、てらこやでうまくいった生徒の実例をあげていきます(もちろん個人が特定されない程度に)。どんな方法でどれくらい成績が伸びたのか参考になるかと思います。特に今年度の高校生クラスはすごい。4月当初と比べて約8割の生徒が成績アップしていて、中学からの指導をご紹介できればと思っています。お楽しみに!

入塾希望の方はお気軽にお問い合わせください
学習塾てらこや
電話:(0868)20ー1090
平日:13時~20時 土曜:13時~18時


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