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2024年5月

一瞬で過ぎ去った五月。ほんまに一瞬やった。
魚、離島キッチン、まかない。
何をするにも考えることが多くて頭がぐるぐるグルグル回っていた1ヶ月だった。

この一ヶ月捌いたお魚の数はすごい多いと思う。数えとけばよかったなあ
お魚屋さんになる練習をしてる気分だったくらい
グラム、骨、形、出来上がった数。
どんなけ大量にやっていてもいーーーっぱい考えることがある。
骨一本見逃さない目と指の感覚。自分で骨があるかを二重チェックをしても、先生に最終チェックをしてもらうと骨が見つかる。
一グラムでも足りなければ使えないし、形がおかしくても使えない。
どういう風にどういう角度で切るか、このグラムがあるなら何切れはできるなあ、ということを切る前に考えないといけない。でも今の自分では頭の中で考えることも難しい。先生に何回も聞いて丁寧に教えてもらって理解しても、実際やってみるとやっぱりできない。
じゃあなんでこうなったのか、を考えて次はこうしようということを繰り返している。同じ魚でも形や大きさが違えば全然違うのでそれもすごく難しい。
でもそれを考えられるだけの量を捌かせてもらえていることはすごく有難い環境にいると思う。
捌く量が多すぎて作業になりがちやけど、この量のお魚をこんなにも新鮮な状態で捌かせてもらえるのは当たり前じゃないなと日々感じている。
お魚も大切なひとつの命。無駄にできるはずがない

自分のできなさに嫌気が差すし悔しくて泣きそうになるけど
これからもっともっと上手になるねん絶対に。

離島キッチン

初めての離島キッチンは先生のスピーディーさや出来上がっていく美しい料理に圧倒されて終わった。
お客様がニコニコ食べてくださったり美味しいって言って食べてくださると、やっぱり料理っていいなあと思えた。早く自分も作れるようになりたい。

まかない

初めてまかないを担当した。自分たちであるものだけで作れるメニューを考えて食材の量、味、時間配分まで決めて挑んだ。
考えて書き出したノートでは自分の中では完璧。
実際にすると時間は思い通りにいかないし予定を急遽変更したり
ドタバタで時間も間に合わなくて反省するところばかりだった。
味や食感も薄かったり硬かったりで全ては思い通りにいかないものだなと感じた。
まかないはみんなで真剣に食べて真面目に感想を言う。人それぞれの感じ方や考え方も知れる。とても勉強になる時間だなあと思う。
最後の先生の総評も考えなかったことや気がついていなかったことを知れてすごく勉強になる。

六月に絶対に達成する目標は、何かをするときに終わらす時間を決めてその時間を絶対に守る、です。
五月を振り返ったときに一番できていないことは時間のことかなと思ったので目標にしました。がんばります

(文:島食の寺子屋生徒 冨田)