二◯二四年六月
一週間前まで五月やった気分。一日十二時間やったと思うし、六月は一週間ぐらいしかなかったと思えるぐらい早かった。
目の前にあることだけしか考えれなかった。
離島キッチン
六月は離島キッチンが多かった。
仕入れ、仕込み、調理、提供。
離島キッチンはいつも仕入れから始まる。
海士町で採れたそのときの食材を。
有機農家さんのところに行ったりお世話になっている方の畑に行ったり、定置網漁港にいったり。
離島キッチンで提供する料理にはいろんな方が携わっていて、食材ひとつひとつに想いが込められていることを感じています。
寺子屋やから感じれていることで、この気持ちはすごく大切だなと思う。
失敗することもできないことも全部全部悔しいし、自分にできるんかとか毎日不安で頭は常にパンク状態で、自分の中ですごく考えて気持ちもいっぱいいっぱいになるから、この1ヶ月大変やったけど、お客様がおいしかったって言ってくれるのがほんまに嬉しくて、いつも離島キッチンが終わるとテンション上がってる。美味しいって言葉ステキ。はるの夢が叶いつつある。人の笑顔が見れてる!幸せやあ。。
Müller’s Farm
お世話になっている海士町の有機農家さんのファームを見学。
有機栽培について、野菜についてのお話を聞かせてもらったり、野菜をその場で切って食べさせてもらったり。
私は有機栽培を何も知らずすごく簡単に考えてたなと思った。
農薬を使用したダンボールを再利用することや新聞紙などの紙まで使ってはいけなかったり、日本の有機野菜の定義はすごく厳しい。
ムラーズファームでは元々畑だった雑木林にヤギを放って開墾して畑を広げている。種を自分で作ったり海外からオーガニックの種を輸入したり。
農薬を使えないので虫は毎朝手で潰していたり、ミツバチが来なければ手作業で受粉作業を行ったり野菜によって被せるネットを変えたり。すごく考えられて大切に大切に育てられているんだなあと思った。手間もかかるしコストもかかる。情熱だけで続けていると仰っていた。生産者の方のお話を聞けてすごくいい経験になった。
風流の会
今月から始まった風流の会
六月は夏至。
水無月とみたらし団子、竹灯籠でゆっくり時間を過ごした。
七月は文月。七夕
笹にお願い事を書くのは絶対にする。七月にはみたらし団子の日があるみたいなのでみたらし団子をたらふく食べる風流の会もしてみたい!
六月のことを振り返った時に、思い出すのに時間がかかったり、忘れていることが多かったりしたので、言われたことをやってるだけになってるのかもと気づいた。最近自分でも、身についてるかなって思っていたので、七月は考えて感じて行動をすることを意識しようと思った。
最近の悩みは食材を真っ直ぐに切れないことなので、七月の目標は食材をまっすぐ切れるようになる、コツを掴むことにしようと思います。
最近不安になったり頑張れ自分!ってなった時、
幼稚園の頃に遠足に行く前に唱えてた呪文を思い出して頑張ってる。
どんな時にもくじけない。困った時には助け合う。正しいことをやり抜こう。やったらできるやってみよう!
がんばる。
(文:島食の寺子屋生徒 冨田)