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noteに投稿しようと思った理由

はじめまして。寺子玲と申します。

私は以前、損害保険会社で保険金の支払いをしていました。具体的には、
自動車事故でケガをした方に保険金(賠償金)を支払う仕事です。

損保会社によって部門の言い方は様々ですが、損害サービス部門とか保険金サービスセンターなどと呼ばれています。交通事故に遭わないとお付き合いは無い部門なので知らない方も多いので、少し説明します。

保険金(賠償金)を支払うというのは、相手の方とのコミュニケーションや医師の診断書、交通事故の状況・物損状況などから「適正な金額」を支払うということです。

決して無制限に支払うことではなく、
損害を被った分だけを支払うのが賠償という考え方です。

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交通事故は一生遭わない人は多いと思いますが、
毎日事故は起こっており怪我を伴う事故も多いのです。
車同士の事故はもちろん、車対人、車対自転車・バイクなど信じられない
くらいの数が起きています。私は怪我をされた方に賠償をする仕事だったので、その情報を中心に書いていきたいと思います。

被害者になると、交通事故が初めてだとわからないことだらけです。
頼りになるのは保険会社なのですが、イメージなのかネットで調べた情報なのかわかりませんが「保険会社に騙されてはいけない」と思っているのでしょうか?最初から「私は被害者なんだから、こちらの言う通りにしろ」「騙されないぞ」「賠償金をたくさん出さないと示談なんかしないぞ」とばかりに対応する方がいます。

私たちからすると「この人、逆に損してるなぁ」と思っていました。

「保険会社は支払いを少なくすれば儲かる」
「だから、被害者への支払いをなるべく少なくするように騙すのが仕事だ」

こんなことを思っているのでしょう。
合っている部分もありますが、間違っている部分もあります。
一般的なビジネスの概念からすれば、経費を抑えれば利益が生まれるので、同じ理屈で考えるのは理解できます。
しかし、保険の世界はちょっと違うのです。

ここで保険の仕組みや意義を語るつもりはありません。しかし、
間違った認識は正さないといけないな。
正しい知識を広めたほうが、たくさんの人のためになる。
たくさんの人がハッピーになる情報を広めよう。
と思いました。

ネットで検索すると、保険会社を悪者にするような
「騙されるな」というメッセージの記事が多いです。
主に「整骨院」や「法律事務所」が発信元なのですが、
これらの記事に埋もれない情報をお伝えしていきます。

[ご注意]
交通事故によるケガの賠償は、個別の状況により変化します。
複雑な状況が絡む場合もあるのですが、理解しやすくするために、あえて単純化して記載をします。いろいろなケースの体験談・事例を投稿していきますので、追々以前の記事がすべてでは無いとお分かりいただけるとは思います。基本的に交通事故によるケガ件数の大半を占める「捻挫」「打撲」が前提の情報であるとお考えください。
大ケガや死亡事故に関しても書く予定ですが、その際には少ない事例であることを明記するようにします。

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