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電気を切り替える時にチェックしたい3つのポイント

こんにちは。テラエナジーの伴走支援を行っている山中はるなです。

今使っている電力会社から変えたいと思った時、チェックするポイントは人それぞれだと思います。今日はテラエナジーがおすすめするチェックポイントをお伝えします。

脱炭素社会につながるものかチェック!

「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロとする。脱炭素社会の実現を目指す」と菅首相が所信表明演説で宣言されました。

「排出を全体としてゼロ」というのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」から、森林などによる「吸収量」を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。(環境省「脱炭素ポータル」より抜粋)

そのための手段として、再生可能エネルギーが大きく取り上げられています。

昨今の海面温度の上昇による台風や低気圧による豪雨災害や、世界各地で起こる洪水被害や火災。温暖化の影響は待ったなしのところまで迫ってきています。

少しでも健やかな状態の環境を次世代に残したいと思っておられる方は、ぜひ選ぶ電気がカーボンニュートラルに寄与するものか、チェックしていただければと思います。

サステナブルな発電方法かチェック!

バイオマス発電などの環境に良いと言われている発電方法でも、その燃料によっては、逆に環境に負荷を与えていることがたくさん起こっています。
インドネシアのパームやし畑の問題はその最たるものです。

食品や洗剤、化粧品、発電に使われる「パームオイル」は、パームやしという木から採取されます。これは熱帯でしか生育せず、それに適したインドネシアなどの熱帯雨林が大規模に伐採され、パームやしを育てる畑となっています。

一般木材などバイオマスのFIT認定量が2017年に急増したが、そのうち燃料にパーム油を含むものの割合が相当多かったという。具体的には、2017年9月末までに認定した一般木材などバイオマスの専焼案件のうち、件数ベースで約5割、出力ベースで約4割が燃料にパーム油を含む案件だという。(オルタナ「パーム油発電は社会・環境問題の「デパート」」より抜粋)

太陽光発電にも課題があります。大量の太陽光パネルが森林を切り開いて設置され、景観が大きく変化することや、災害を引き起こす恐れがあるなどで住民トラブルになる事も増えてきました。

そして、もうすぐしたら最初に建てられたパネルが寿命を迎えると言われていますので、パネルの廃棄の問題なども表出してくるかもしれません。
今は「再生可能エネルギー」ならなんでもOKという風潮かも知れませんが、そのうち、電気も野菜と同じで、「誰が作っているか」が問われる時代になってくると思います。

その点では、テラエナジーは、「みんな電力」さんから電気をいただき、それを供給しています。こちらの電力会社は「顔の見える電気」として、電気の供給元である70箇所以上の太陽光、水力風力の発電所がどんな思いで何に配慮して発電所を運営されているか、HPで見ることができます。

さて、再生可能エネルギーにいろんな問題があることは分かったけど、それを調べて比較検討するのは大変だと思います。

そんな時は、独自の調査を行っている信頼のおけるサイトを見るのも一つです。自然エネルギーの電力会社を応援しているパワーシフトという団体では、電力会社の担当者に直接会って7つの点を重視している(同じ方向を目指している)ことを確認してサイト内で紹介されています。

住みやすい社会づくりにコミットできるかチェック!

最後に、より自分たちが暮らしやすい社会つくりについてお話しします。

「日本の電力の市場規模は20兆円あるけど、この数%が自動的に寄付される仕組みをつくれないだろうか」

自死自殺相談のNPOを運営している一人の僧侶の想いからテラエナジーは創業されました。電気のような毎月使うインフラ事業から直接NPOなどの団体に寄付される仕組みがあれば、日本の寄付市場も変わります。

その想いを具現化するために生まれたテラエナジーでは、お客様が使われた電力使用料金の最大2.5%を、テラエナジーより直接団体に寄付しています。
その寄付先団体を「ほっと資産団体」と呼んでいます。世の中に「ほっ」とした気持ちを生んだり、空間をつくったりされているからです。

例えば、人と人、人と社会、広島と世界をつなげるソーシャルブックカフェとして、月に30〜40のソーシャルイベントを開催している、Social Book Cafe ハチドリ舎さんでは、「セクシャルマイノリティBAR」を開催されています。

代表の安彦さんはこう言います。

対話することで距離が縮まる。対話することで、もし電車の中で車椅子の人に会ったら、どんな風に手を貸してあげられるのかが分かるようになります。それってなんだか、日常生活の中で実践される優しさみたいなものが増えてく感じがしていて。優しい社会になっていくんじゃないかなって思います。

他にも、ほっと資産団体として、寺も登録されています。海外の教会と同じように、日本のお寺も地域コミュニティを守り、ひとびとをつなぐ役割をずっと担ってきました。しかし地域コミュニティはだんだん弱ってきています。今こそお寺がコミュニティの要として、地域の人が「この地域で暮らしていてよかった」と思えるようにしたい。そんな想いを持たれているお寺に団体として登録いただいています。

ほっと資産団体には、自死自殺、環境問題、教育、就労支援、ひとり親支援、グリーフケアの団体など現在41団体が登録しています。自分たちが住みやすい社会のために、応援したい!と思う団体をぜひ見つけていただいたら、私たちも嬉しいです。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。最後に興味深いデータをご紹介します。

こちらは世界各国の17~19歳の若者を対象とした調査です。日本は「自分で国や社会を変えられると思う」と答えた人が18.3%で、インドネシアの83.4%、アメリカの65.7%と比べても非常に低く、社会に対する無力感が強い結果となりました。この結果をみた時に、もしかしてこれは若者だけの問題ではなく、日本全体に漂うムードではと思いました。

でも、社会を変えることをどこかの偉い誰かに任せていたら、いつまでたっても良くならないことは、すでに社会全体が気づいている事と思います。

まずは一歩。ぜひソーシャルチェンジに取り組む仲間になっていただけたら嬉しいです!

山中 はるな(やまなか はるな)
(株)リクルートでの企画職を経て、2009年から京都市まちづくりアドバイザーとして区基本計画の策定、地域活性化のためのワークショップを行う。2015年より京都市ソーシャルイノベーション研究所のイノベーション・コーディネーターに就任。「これからの1000年を紡ぐ企業認定」、「イノベーション・キュレーター塾」の立ち上げを行う。2020年宮崎県延岡市に移住。旭化成(株)延岡支社地域活性化推進グループとの共催で「U35nobeoka未来会議」「w35nobeoka女性起業家会議」をmoyamoya innovationsにより実施。たまに、ドラァグな仮装をして、バーを開いたりします↓

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