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修学旅行で探求するSDGs。テラエナジーの取り組みと気候変動

中学生が学ぶSDGsと気候変動

テラエナジーは「なんで?がいっぱい、京都と学ぶSDGs。Q都スタディトリップ」に参加し、修学旅行生に対して学習コンテンツを提供しています。

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2024年5月、修学旅行で京都を訪れた千葉県の中学校3年生を対象に、西本願寺の安穏殿にて、テラエナジーを起業した想いや取り組み、気候変動の問題について話題提供しました。

お西さん ( 西本願寺 ) より

この学校では、中学1年生からSDGsの学習を始め、学生がそれぞれの興味関心をまとめた壁新聞を校内に掲示するなど、学生主体のSDGs普及啓発活動を行っています。

今回は修学旅行を通じて、京都のソーシャルグッドな取り組みを行う企業を訪問し、学びを深めることで、SDGsの更なる充実を図りたいとテラエナジーにお声かけいただきました。

西本願寺の歴史を体感する

まず、西本願寺の僧侶の案内で境内を探索し、歴史や親鸞聖人の教えについて学びました。

「なんでお念仏を称えるのですか?」
「誰もが救われる教えというのはキリスト教とどう違うのですか?」

学生たちは普段聞くことの少ない宗教の話題に興味を持ち、僧侶に鋭い質問をしていました。

また、西本願寺は御影堂や阿弥陀堂といった巨大建築が目を引きますが、その廊下にはさまざまな生き物や道具をかたどった埋め木がはまっています。

埋め木とは、長い年月を経て発生する木造建築のすき間や割れ目を修復する方法です。経年変化で生じた木のすき間や割れ目に木片をあてて埋めていくのです。

この埋め木の形には工夫が凝らされており、大工さんの遊び心が感じられます。魚やひよこなどの動物、瓢箪や桜、ナスといった植物、扇子や帆掛け舟など、探せば探すほど面白い形が見つかります。参拝する人々を少しでも癒したいという大工たちの粋な気遣いが感じられます。

学生たちと探る地球温暖化の原因と対策

そして、SDGs探求学習の本題に入ります。気候変動の現状や電力自由化の仕組み、寄付つき電気に込めた想いを説明しました。また、テラエナジー設立の物語を通して、大切にしてほしい生き方についてお話ししました。

話題提供の中で、地球温暖化の原因となっている二酸化炭素はどんなときに排出されているのかを尋ねました。

「荷物を運んだり、移動のためのガソリン車での移動」
「森林やゴミを燃やしたとき」
「鉄鋼業」
「日本は火力発電が多いのでエネルギーをつくるとき」

さすがSDGsの学習を進めてきた学校だけあって、こちらがお伝えすることがないほどお手本通りの回答でした。

地球温暖化や気候変動の進行を少しでも緩和するためには、さまざまな取り組みを通じて二酸化炭素の排出を減らしていかなければなりません。

日本の二酸化炭素排出の要因を探ると、エネルギーを作り出す際に多く排出されています。

JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター「日本の部門別二酸化炭素排出量(2022年度)」より

さらに、家庭の二酸化炭素排出の割合を確認すると、電気使用にともなうものが多いことがわかります。

JCCCA 全国地球温暖化防止活動推進センター「家庭からの二酸化炭素排出量(2022年度)」より

そのため二酸化炭素排出量を減らすために、再生可能エネルギー比率の高い電力会社に切り替えることが簡単で効果的です。

電力会社を自由に選べる時代です。値段重視の電力会社もあれば、地域密着の電力会社もあります。テラエナジーのように社会的な活動を優先するソーシャルグッドな電力会社も存在します。

電力会社に限らず、私たちの選択がこれからの社会をつくっていきます。是非とも皆さんの欲しい未来を想像し、その想いに応えてくれそうな応援したい会社や商品を選んで欲しいと思います。

日常を離れた場所だからこそ生まれる気づき

京都は、長い歴史の中で地震や火事・洪水などの自然災害、飢きんや疫病の流行などなど、数々の危機に直面しながらも、人々は力をあわせて乗り越えようとしてきました。過去から連綿と続く歴史や思想を礎に、時代の流れを取り入れた事業が多いように感じます。

宗教都市・京都で、僧侶たちが真剣に社会の持続可能性を高めようとチャレンジする事業を見聞し、日常を離れた場所だからこそ生まれる気づき・学びを提供します。

今回は気候変動を中心にすえた話題提供でしたが、寄付やソーシャルグッドな活動をテーマにしたワークショップも実施しています。ご要望やニーズに合わせてテーマや内容をアレンジしますので、ご関心をお持ちの学校さまはお気軽にお問い合わせください。

今後も、教育旅行や、若い世代の方々との接点を深めていければと思います。

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執筆:霍野廣由
写真:藤井一葉

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