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お茶室で研修!テラエナジー全社研修レポート

こんにちは。テラエナジーのほっと資産チームの山中です。
先日、テラエナジーの初の全社1日研修を奈良で開催しました。
これまでも半日の研修などはあったのですが、ほぼ全てのメンバーが一同に介して、京都以外で研修を行う機会は初めてです。
場所は奈良国立博物館の敷地にあるお茶室「八窓庵」。
重要文化財クラスのお茶室と、その隣の一軒家をお貸しいただき、実施しました。

研修を開催するきっかけとなったのは、営業の「ゆかりJO」のアイデア。
奈良国立博物館様がテラエナジーでんきを利用して下さることになり、先方の担当者さまとの会話の中で、博物館の敷地内にとても立派なお茶室があるとお聞きしました。
お茶といえば、テラエナジー取締役の我が社のまっくさん、毎朝ご家族でお茶を点てて飲まれているという方です。
ぜひまっくさんにお接待をお願いし、悠久の空気を感じられる奈良でテラエナジーの越し方と行く末を考えよう、という話になりました!


1.お茶席体験!

11時にみんなで集合し、まずは記帳からスタート。

日本の古式ゆかしい「チェックイン」

集合時間より2時間早く、まっくさんは会場入り。
お茶席のために、茶器・茶道具一式から床の間の掛け軸、花入れ、香炉、お茶会の開催をお知らせする銅鑼までご持参!(てか一式持ってるのすごすぎる)
凛々しく袴姿で登場です。お手伝いをしてくださったまっくさんの大学の教え子だった馬場さんも袴姿。明治時代の書生さんみたいでした!いいですね、着物!(でもお茶室にスマホ持ち込み禁止だったので写真なし!!)


お茶室にかかる橋
会場となった八窓庵

お茶室は「八窓庵」というだけに、8つの窓がお茶室の中にあり、自然光が障子越しに優しく差し込んできます。

日が差している時はほんのり明るく、日が陰ると室内が灰青色に薄暗くなるのですが、侘び寂びを全く理解できていない私でも感じる良さがありました。

初めてのお茶席というメンバーも多く、こんな感想も。

入社半年のまりちゃん。関東から京都に移住&転職ありがとう!!

お茶のお供は美味しい和菓子♫
国立博物館さんからご紹介いただいた寧楽菓子司 中西与三郎さんで購入した姫菊という上生菓子がまたこれ美味しいこと…。母に教えてもらった、お茶文化と和菓子は一緒に発展するという話を思い出しました。

結構大きめだったのに口に入れたらふわぁっと溶けた。

お茶席には他にもこんな感想が。

写真はイメージです
今回お接待役をしてくだったまっくさん。ありがとうございました。
銅鑼をショルダーバッグ風に持つ罰当たり?なスタッフ(私だよ!)

2.四半期を振り返るワークショップ

お茶でマインドフルネスな時間を過ごした後は、四半期の振り返りの時間を作りました。

お坊さんの説教を聞いているみたいに見えますが研修中です

私はワークショップのファシリテーションを担当。
Slackでみなさんに依頼したのはこんな内容です。

どんどん新しいことにチャレンジしていくのはテラエナジーのめちゃいいことだけど、努力をねぎらったり、当たり前にしてくれていることに感謝したり、振り返って自分の成長を感じる機会といのは少ないと思います。
以下のテーマで、この三ヶ月(まりちゃんは入社後の変化)をまとめてきてください。
様式は自由です。画用紙でもコピー用紙でも付箋でもコラージュでも印刷したPPTでもなんでもOKです。
・3ヶ月の成果(もしくは入社後からの成果)
・がんばったこと
・大変だったこと
・自分の成長
・次の3ヶ月間でやりたいチャレンジ

2つのグループに別れて、個人発表とメンバーからのフィードバックを行いました。
私はほっと資産チームのリーダーをしているのですが、他のメンバーの2名の発表を聞いて、「あぁ、あの仕事の裏にはこんな実務と苦労と工夫があったんだなぁ」という、考えてみたら当たり前ながらも、本人の口から聞くと、自ずとその努力とチャレンジに感謝が溢れてくる、という体験をしました。
発表した後のフィードバックで、業務にたいする感謝やプロセスの評価などを受けて、嬉しくて涙ぐむメンバーも

画用紙に手書きで書いてきてくれたメンバー

「当たり前に出来てることを評価すること」って大切だと思うんですよね。
大きな成功や失敗についてはみんな注目しますが、当たり前に業務をミスなく効率的にこなしてくれる土台があるから組織は回っていきます。なので、そこにしっかり光を当てることが組織を運営する上で必要だとテラエナジーでは考えています。

そして、3ヶ月の成果についてフィードバックを行う際には、単に結果を褒めたり評価するんじゃなく、過程を評価するフィードバックを行いました。
「ナイスチャレンジ!」とか「諦めず試行錯誤したところが良かった」とかです。

とある調査があります。生徒を2つのグループに分けてそれぞれ問題を解かせました。1つのグループでは正解した結果とその人の能力を褒め、もう一つのグループでは問題を解く過程やチャレンジを褒めました。次に、少し難しい課題を提示した時に、1つ目のグループは挑戦を拒み、2つ目のグループでは9割以上の生徒が進んで挑戦することを選んだそうです。
つまり結果を褒められたグループは失敗を恐れるようになり、新しい挑戦を避け、プロセスを褒められたグループは新しい挑戦に取り組むことがわかったそうです。

人生でもビジネスでも、常に勝ち続けることなんてできません。野球のトップバッターでも3本に2本は空振りをしているわけです。そんな中では、どんな姿勢でチャレンジをするかがとても大切だと思っています。
特にテラエナジーはまだまだ5年目の会社です。社長やスタッフ含め、みんながお互いの挑戦に「ナイスチャレンジ!」といいあえる文化を作りたいなと話しています。

この時間では、普段当たり前にできていることと、頑張って達成したことについてプロセスをしっかり聞き合って、感謝するという時間になり、とてもあたたかいものになりました。

3.みらいの話

最後に、テラエナジーとしてこれからチャレンジしたいことを3つ、代表のたけさんからお話がありました。ほっと資産団体のファンドレイジングプロジェクトや、電力市場が変化する中での新サービスの話、そしてテラエナジーのサテライトオフィスである「ソイコレ」を活用したアートイベントです。
その後5年後10年後のビジョンを話、みんなでチェックアウトをしました。

どうみてもお説教に見えますが研修です

社会的な孤独を解消する活動をしている非営利組織を支援するため、電気量料金の最大2.5%を団体に寄付することで、あたたかなつながりをつむぐ社会をつくりたいと立ち上げたテラエナジー。この2年でテラエナジーにジョインしてくれた社員2名は、その理念に共感してくれ、応募してくれました。
現在テラエナジーは社員が3名と、専門性をもった9名の外部メンバー、そして取締役3名で運営している小さな組織です。設立5年を過ぎ、それぞれのメンバーが仲間同士の信頼感を持って、チームで働ける、そんな土壌がだんだんとできている実感が今回の合宿で強くなりました。

今後も社員のエンゲージメントをもっと高めて、「テラエナジーで仕事できてたのしい!」ってみんなで心底思える会社になりたいし、豊かな価値を社会に対して提供できる、そんな会社であり続けたいと思います!

これからもテラエナジーをどうぞよろしくおねがいします!


最後まで読んでいただいてありがとうございました!

美しすぎた猿沢の池の夕ぐれ
バンビ


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