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時間と空間を共有することで生まれるものを大切にしたい

こんにちは。ピラティスインストラクターの寺田マリです。
今日は長年過ごしたバレエの世界の視点で色々考えること、心配していることをお話しようと思います。

オンライン対応は一時的なものだけど…

このところ、外出自粛の流れに伴い、ピラティスのレッスンもオンラインでの対応をさせてもらっています。私の中では、これは今だけのことで、事態が収まればまた、今までのようにスタジオや自宅での直接お会いする形のレッスンに戻るんだという思いがあります。ただ、このような生活が今後まだまだ、数ヶ月続いていくとしたら、みんなこの状況に慣れてくる。そうなったときに、心配なのは、直接お会いするレッスンの需要は今までよりも減ってくるのではないかということです。

オンラインレッスンは効率的ではある

確かに、オンラインレッスンは便利だと思います。自宅で出来るから、わざわざスタジオに通う時間と交通費が節約できるし、隣の人の事を気にすること無くレッスンに参加できる。レッスンを提供する側もスタジオを構えなくても仕事ができるし、スタジオに向かう時間を節約できればレッスンの本数も増やせる。他にも考えればいろいろなメリットが挙げられそうですが、オンライン化することで効率的になることは沢山あるでしょう。

バレエの世界が教えてくれたこと

私は3歳の頃からずっとクラシックバレエをしていて、ピラティスインストラクターの仕事にシフトするまで、クラシックバレエの講師をしていました。10年以上はそのお仕事をしていたので、インストラクターのキャリアよりずっと長い。
私がバレエの世界に長く身をおいた中で、財産だなと感じているのは様々な先生方との出会いや舞台にたくさん立ってきたことです。

人生の勉強は時間と空間の共有によってできるもの

先生方にはそれぞれ人間的な個性があって、その個性に触れることで踊りだけではない、人間力みたいなところも学んできました。作品や踊りに対する熱意や、観客の心を喜ばせるのは超絶的なバレエのテクニックだけではなく、踊り手の個性や感情が踊りと絶妙に合わさって、感動を生むのだということも学びました。素晴らしい先生方と関わることで、同じ空間で時間をともにすることで、人生の勉強ができました。先生方が投げてくれる言葉たちが、私を育ててくれました。オンラインレッスンで、そこまでできるんだろうか?と私は考えてしまいます。こんなに豊かな経験を、画面を通じてのコミュニケーションだけでできるんだろうかと。

オンライン化で失われていくもの

もっともっと心配しているのは、これからの世代の子供達が学校の勉強もすべてオンライン対応になって、学校に行かなくなって、家族以外の人とはコミュニケーションをほとんどとらなくなったら、私が感じるような空間と時間を共有することで得られる学びすら必要でなくなってくるんじゃないかということ。この概念すら、要らなくなるんじゃないかと。そうなったら、人の心を豊かにしたいという気持ちも生まれなくなりそうだなとか考えてしまうんです。人というものに対して、ものすごくドライな感覚になってしまうのが、当たり前になるのかなと。”頼りになるのは情報だけ”というのはつまらないと感じることすら不自然な社会がいずれ来るのだろうかと思うとすごく不安。

人間同士のふれあいの大切さを伝えたい

私は、そんな社会にはしたくないし、させてたまるか!と思っています。効率的なだけで回っていく世界はつまらない。人間同士のふれあいが、心を育むことはどんな世界でも変わらないと信じているので、それをどんどん発信できるように私なりにできることをやっていくしかないなと思います。自分が経験してきたように、時間と空間を共有することで人生が豊かになるような環境を作れるように、これからも日々精進です。

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