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今、自分にできることをやるだけ

みなさまこんにちは。ピラティスインストラクターの寺田マリです。
今日は少し自戒の念も含めて、最近の出来事についてお話します。

オンラインレッスンを始めて

先週からピラティスのオンラインレッスンを始めました。本音を言えば、今の私は生きるか死ぬかの瀬戸際みたいなもんです。なにせ、契約先はすべて休業で、一切収入がなくなってしまったから。生きていくために、どうしても仕事をしなくては!という気持ちもあり、いち早く動き出さなくてはならない状況でした。追い詰められていたので、完全な見切り発車感があったのも事実。そんなことなので、現状、オンラインレッスンに関してはあまり手応えを感じられていません。ただ、これは利益面での話。実際にオンラインレッスンを受けてくださった生徒さんからは、やってみて良かったと感想も頂いていますし、リピーターさんになってくださっている方もいらっしゃいます。

はじめの一歩を踏み出すために

そこで、私が次に思い立ったのが、公式LINEメンバー様限定でのレッスン動画の公開でした。レッスンから離れたことで、モチベーションが低下し、新しい物事へのチャレンジに前向きになれなくなっているのでは?と感じたのです。モチベーションを上げるためだけでなく、普段とは違う形でのレッスンへの、はじめの一歩を踏み出すきっかけになれば、と動画の配信に至りました。

もう一つの理由

動画の配信に至ったもう一つの理由は、自分の大切な生徒さんのために、今の私にできることをただひたすらやろう!という思いでした。普段なら直接会って話もできて、一人ひとりとコミュニケーションもとれるけれど、今は中々そうはいかない。動画の配信は、双方向のコミュニケーションではないけれど、いつものレッスンの雰囲気を思い出してもらえるかもしれない、と普段のグループレッスンで私が実施する内容を説明をしながらゆっくりしたペースで行い、撮影しました。カメラの向こう側に、生徒さんたちの顔を思い浮かべながら、一緒に動いているイメージで。

思いは伝わる

動画を視聴してくださった生徒さんから、感想をいただきました。その言葉の一つ一つが身に沁みて、とても心が安らぎました。”先生の言葉がすっと入ってくる”、”一緒にレッスンしているみたいな気持ちになれた”と、嬉しい言葉をたくさんいただきました。レッスンから離れていても、届いてほしい思いは、ちゃんと伝わるのだと。それと同時に、自分はなんて小さいやつなんだと反省しました。自分が窮地に陥ったことで、大切な思いを忘れかけて居たんじゃないかと、なんて馬鹿なんだと反省しました。

生徒さんファーストという考え方

私は”生徒さんファースト”、という考え方で、インストラクターの仕事をしてきました。どんな状況においても、まず、生徒さんのことを第一に考える…自分のことはその次で良いと。でも、自分が今後の生活もままならないという状況に陥ったとき、そのことを考えられなくなっていました。こんな自分は恥ずかしい、でも、やっぱり私は生徒さんにここまで育ててもらったのだから、忘れちゃいけないと改めて思いました。いつか、状況は変わるし、いつか必ず、今よりもっとみんなが幸せに笑顔で過ごせる日が来るのだから。今できることを、生徒さんたちのために今できることを、ただただ前向きに、純粋な気持ちでやっていきたいと思います。




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