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ピラティスを知らない人が読むとぐっと好きになる話。

皆さまこんにちは。ピラティスインストラクターの寺田マリです。
私は基本的に異業種の友人が多いのですが、ピラティスって何?と聞かれることが殆どで、スポーツクラブなどでもレッスンの参加者の中には必ずピラティスのレッスンに初めて参加するという方、どんなものか知らない方が数名いらっしゃいます。
そこで、私がお寺でピラティスをやりたいんだ!と叫ぶ前に、まずはピラティスって何なの?ということを少しずつお話して、こんな素敵なものなんだということをより多くの人に知っていただきたいなと思います。

まずはピラティスさんについて知ってみましょう

ピラティスというのは、ジョセフ・ピラティスさんが作ったエクササイズです。「え、人の名前だったの?」と思った方、多いと思います。私も恥ずかしながら、インストラクターになるまでは全然知りませんでした。ピラティスさんは、1883年にドイツで生まれました。今生きていたら、137歳ですね。ピラティスさんは生まれたときから健康で!というわけではなく、幼少時代は喘息、くる病、リウマチ熱などを患っていました。それらを克服するために、ボディビルディング、体操、スキーなど様々な運動を行い、14歳のときには解剖図のモデルになるほどの立派な、健康的な身体になっていたそうです。
1912年、ピラティスさんが29歳の頃、彼はイギリスを旅します。その頃ヨーロッパではイギリスとドイツが対立関係にあり、この2年後の1914年に第1次世界大戦が勃発。イギリスに居たピラティスさんは捕虜として拘留されることになりました。その間、ピラティスさんは仲間のドイツ人捕虜たちにレスリングや自己防衛法などを彼の独自のフィットネスプログラムに基づいて指導していたそうです。彼の指導を受けた捕虜たちはメキメキと強いフィジカルを手に入れていったと言われています。
これがピラティスさん独自のエクササイズ理論「コントロロジー(今日のピラティス)」の始まりでした。
また、寝たきりの人のために、ベッドからスプリングを取り外してピラティスエクササイズ専用の器具を作りました。
第一次大戦が終わり、ピラティスさんは一度ドイツに戻ります。しばらく彼はドイツ国内で自身の身体コンディショニング訓練と顧客を取ってのエクササイズ指導を行っていましたが、1925年に再び彼はドイツを離れることになります。当時のドイツの政治方針に賛同できなかった彼は、アメリカに移民として渡ることにしたのです。アメリカに渡る船の中で出会ったクララさんと、彼は結婚し、二人はニューヨークでスタジオを構えることになります。
ピラティスさんのレッスン、施術は大変効果的だという噂が広まり、彼のスタジオにはあらゆる職種の人がレッスンを受けに来ていました。また、彼のフィットネス理論「コントロロジー」を学び、彼とともに指導に当たる弟子も生まれてくるようになりました。

最後の最後までピラティスさんはすごかった

ピラティスさんは1967年に83歳で亡くなりました。彼のスタジオの入っているビルが火事になってしまったのです。彼のスタジオはビルの最上階にあったといわれていますが、火災が起きたとき、彼は自分が作ったピラティス専用のマシンを自力で運びおろしていたそうです。最後は床が焼け落ちてしまい、彼は建物の梁にぶら下がっている状態で、消防隊員に救助されたというのは有名な話。ピラティスさんの理論を実践していれば、80代になっても強靭で健康な身体を保つことができるんだということを、彼は自分自身の身体をもって証明したのです。

私はピラティスさんの最後を初めて知ったとき、なんだかとても感動しました。なんて夢があるんだろう!とワクワクしました。みんなの人生を明るく、楽しく、幸せなものにできるんじゃないかと。これをたくさんの人と共有できたら、もっとハッピーなんじゃないかと。そんな考えもあって、私はいま、ピラティスインストラクターをしています。
ピラティスさんが考え出したフィットネス理論と生き方、それがピラティスです。みなさん、ぜひ覚えておいてくださいね。

寺田マリ
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