新人賞に応募した作品の供養
2023年3月にすばる文学賞に応募した作品が箸にも棒にもかかっていなかった。
まあ、そんなもんだろうと思ったが、ここで反省と供養をしておきたい。
応募した作品を小説家になろうというサイトにアップした。
https://ncode.syosetu.com/n8161ik/
応募した作品は少々問題を抱えた友人のエピソードを基にプロットを考えた作品だ。
その友人はかつてシングルマザーとお付き合いをしていた。
別にそれは構わないのだけど、いつしか彼はその彼女の娘(中学生)に惹かれていて、気づいたら娘の方が好きになっていたらしい。
彼女の娘とキスだけして別れたという。要するに重度のロリコン。
ただただ気持ち悪い話なのだが、設定次第で面白い話になると思い、今回、小説にしてみた。
今回、私はその娘に戸籍がなく、身よりもなくなった場合どうだろうか?
という設定をつけ加えてみた。唯一の頼りが母親の彼氏というならば、状況も変わってくるかなあと思って書いた。
テーマとしては、代わりのない存在ってどんなだろうというのがあった。
昨今、仕事の意義、生きる意味なんかが薄れてきていると個人的に感じている。
自分を含め、世の中の人は誰にも代替できない自分にしかできないことを求めているような気がしているのだけれど、それってどうなれば達成できるかなと漠然と考えた末に生まれたアイデアだった。
無戸籍の人というアイデアはどこから出てきたのか。
思い返せば、少し前に『ねぽりんぱほりん』という番組を見たからだと思う、たぶん。
西加奈子さんの『夜が明ける』という作品も無戸籍を扱っていたし、遡れば村上春樹の『ダンスダンスダンス』に出てきた羊博士という人物も無戸籍だった。
いつかは書きたいと思っていた題材だったが、早々に書いてしまった。
人物の書き込みが足りないし、展開のちぐはぐさが否めない。
まあ、これから頑張るしかない。
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