見出し画像

↑息子が幼い頃に私が作った歌です
「なかの綾とCENTRAL album La Vidaより」

2021.4.1

ゆらゆら影遊ぶ陽だまり
ちょうど今くらいの季節
欲を夢とはき違えて
目を細めて空をにらみ
タバコ吸いながら
あくびを垂れ流していた
だらしない男の横で
コロコロコミックを読んでいた
小さな男の子が
今朝ピカピカの革靴とスーツを着て
春の風に消えていきました

すべての親がそうであったように
私も「いってらっしゃい」の一言を
果たしてうまく言えたのだろうか

すべてはあっけないもので
桜の花びらの様です

せっせと夕飯を作るかみさんの目は
どこか遠くを見ているようで
子離れ出来ない自分をまな板に乗せているのでしょう

息子の入社式


一句
抱き上げて バイト帰りの 花道かな

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?