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感情・気分のコントロールについて

感情や気分など内面をコントロールできるなら、
ストレスとか、モチベーションとかもコントロールできるし、仕事や日常生活において大きなプラスになると思う押し、私も含め世の中の多くの人が悩んでいると思うし、解決策っぽい本もたくさん出ている。

何とかならないかなと思って、心のメカニズムの理解が深まれば少しはコントロールできるかなと思って、心理学関係の本を文庫本などで読んでみた。
自分の中でしっくり来たのは森田療法。

森田療法とは、心にわいてくる感情をありのままに受け入れて、目的本位に基づいて行動し、湧いてくる感情は放っておけ、という考え方だ。
湧いてくるネガティブな感情(劣等感など)は原因があるが、原因が分かったところで結局感情は湧いてくるものだし除去することはできない。
除去しようと努力すると逆にドツボにハマるということだそうだ。
例えば、プレゼンをする際にアガッって声や手が震えたりする際に、震えを止めようと努力すると逆効果になってしまう。目的本位(何のためのプレゼンなのか、どうしたらクオリティが上がるかなどに意識を向ける)に従って、そのための行動に集中すればよいということ。
すると手や声の震えを完全に止めることはできなくても、震えへの意識は薄くなる、という理屈だ(私の理解では)

参照にしたのは下記の本で、少し古めの本ですが現代にも通じる良書と思いました。著者(岩井寛さん)の経験なども含まれ、最後の方にある岩井さんの生き様が、心を揺さぶるものがあって文庫本というよりは小説を読んでいるような気持になりました。

本を読んでみて、
結局のところ湧いてくる気分や感情のコントロールは不可であり、
湧いてきてしまったものはそれはそれで受け入れて、行動の目的に集中することが最良であるように思いました。
緊張したり、凹んだり、逆に嬉しくてハッピーになると感情に集中しがちで思考がストップしがちだが(もちろんうれしい気持ちなどは多少浸ってもいいとは思うが)、
少し冷静になって、何のための取り組みなのかを自身に問い直して、言語化できることが大切かなと思いました。

私の場合は、自身の取り組みが他の人にどのように役立つか、ポジティブな影響があるかを納得して取り組むことが重要なので、私にとっての目的本位はそのようなところにあるのではないかと思う。
仕事でいうと「やりがい」という言葉になるだろうし、家庭・プライベートであれば「幸せ」の形になるのではないかと思う。

アンガーマネジメントや、気持ちの切り替え、ストレス管理、といったスキル化されているものもあるし、人によっては合うものもあるとは思いますが、根本的には同じことではないかなと思いました。

昔ラジオで聞いたので、
ある芸人さんがネガティブの反対は没頭と言っていたことが印象的で(誰だか忘れちゃいましたが)
ネガティブな時は〇〇になったらどうしよう、いや△△になるかもしれないと堂々巡りに思索したり、いろいろな感情になったりするけど、
何かに没頭している時は、それ以外のことを考えていない状態で、集中している状態であり、スポーツでいうとゾーンに入っている状態(頭で考えて動くのではなく体が先に動くような、反射的に良い動きをするような状態)かなと思います。
言い方を変えると没頭している時は、ネガティブな感情が離れている状態で、没頭できるということは心地よい状態だと思います。
目的本位の行動をしている、やりがいや幸せを感じているというのは、そのような状態ではないかと思います。

では、没頭するにはどうしたらよいか。
私の解は、趣味をたくさん作ることです。この辺は篠原信さんの下記ブログがしっくりきました。

私だけかもしれませんが、1つのことをモチベーション高く取り組み続けるのは無理です。やがて飽きます。
そのため趣味(楽しい取り組み)を複数、できればたくさん持っておくことで、生活の中で没頭できる時間を増やせるのではないかと思いました。
関心事は年齢や環境、状況によって変化すると思います。
1年前に楽しいと思ったことが、今はそうでもないことは往々にしてあると思います。
特に子供を見ているとそう思います。
したがって、趣味をなるべく多く持つこと、そして同時に新しい趣味を開発していくことが大事かなと思いました。昔楽しかったことに改めて取り組むもいいかもしれないです(最近カブトムシの飼育にハマりかけています)

楽しみが増えると、生活も豊かになると思います。
湧いてくる感情は除去できないけど、ある程度のコントロールはできるのではないかと思いました。
感情や気分との向き合い方は、こんな感じで良いかなと思います。

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