ありがとう
今も昔も疲れた時は、スキマスイッチの音楽に癒されている。
スキマスイッチは、私の青春ドンピシャ!
特に10代の頃は、MDから聞こえるスキマスイッチの音楽といつも一緒だった。
ショッピングモールや飲食店でもよく流れていて、
どこに行ってもスキマスイッチの声が響いていた気がする。
「奏」に「全力少年」、「ガラナ」に「藍」
どれも青春を共にした忘れられない音楽たち。
30歳を超え2人の子供を育てる母親になった今でも、スキマスイッチの音楽は、私はあの青春の1ページにタイムスリップさせてくれる。
スキマスイッチの作り出す音楽は、悲しみに寄り添ってくれるかと思えば、前を向いて歩き出す勇気もくれる。
中でもふるさとを、家族を思わずにいられなくなる音楽は、大橋卓弥さんのソロナンバー「ありがとう」だ。
この音楽を初めて聞いた時、私は上京してOLとして働いていた。
慣れない仕事も田舎とは違う人間関係も大変だったが、憧れの都会生活で私の毎日なキラキラしていた。
忙しさを言い訳に、大好きなおばあちゃんへの連絡を忘れたふりをしていた。着信履歴には、不在の通知が溜まっていく。
仕事から帰宅し、ゆったり過ごしていると、テレビから心地の良い歌声が聞こえてきた。
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「辛くなったときはいつでも帰っておいで」と
いつも僕の味方でいてくれた
心配かけたこと 支えてくれたこと
今 心からありがとう
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故郷の家族に向けた真っ直ぐな気持ちが伝わる歌詞に、私は自然と泣いていた。
いつも心配してくれて、
いつも支えてくれたおばあちゃん。
もう、どれだけおばあちゃんの声を聞いていなかったかわからない。
この涙がたまったら、おばあちゃんに電話しよう。
照れくさいけど、「ありがとう」って伝えよう。
スキマスイッチの、大橋卓也の音楽は、強がってい強張った心を、優しくほぐしてくれるのかもしれない。
そして、
優して力強いメロディーは、あらゆる人の心にシンクロする。
ソッと寄り添ってくれる歌詞は、日々を駆け抜ける人たちへのメッセージにもなる。
地元を離れて頑張っている人、
最近家族に連絡してない人、
社会の荒波で少し疲れてしまった人。
是非、スキマスイッチの、大橋卓也の音楽を聞いてみて下さい。
心がフッと柔らかくなって、明日から前を向いて歩く勇気をくれますよ!
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