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Startup Story

まずは自己紹介から。2016年にGFR FundというVR/ARを含むコンシューマー領域、特にメディア・エンタメ領域に投資を行うベンチャーキャピタルファンドをシリコンバレーに立ち上げて以来、北米・ヨーロッパを中心に投資活動を行っています。住まいも家族もシリコンバレーで、日本に行くのは出張で年に数回、生活も仕事の拠点も完全にアメリカです。

東京生まれ、埼玉育ち、小学生の時に親の転勤で台湾に1年半住んだのが海外での初移住経験。高校の時にはアメリカに1年間、大学の時にはオランダに1年間の交換留学、大学では国際関係論を専攻し、外交官を目指しますが、民間企業の魅力に負けて三菱商事に就職、その後、モルガン・スタンレー投資銀行を経て、ゲーム会社のグリー、アメリカへの転勤があって今に至ります。

アメリカに来るのは3回目で、最初は上にも書いた高校の交換留学、次がシカゴ大学でMBAを取った時、今回は2014年末からですが、昨年グリーンカードも取得し、今回の滞在は大分長くなりそうです。

シリコンバレーではコロナの影響で2019年3月中旬からshelter-in-place、日本語でいう外出禁止が始まり、自宅での勤務が長くなるにつれ、様々なPodcastを聞く様になりました。その中のお気に入りの1つにAcquiredという、アメリカのVC出身の二人がホストになり、リサーチと取材に基づいて過去のテック業界での買収事例や、話題の企業の創業からをカバーするものがあります。単なるニュースを表面的になぞるのではなく、自らのリサーチに基づいているから、一件一件についてかなり興味深い話が聞けます。

これを始めて聞いた時、こういうのを日本語でやりたい!と思いました。2017年に半年程度、日経XTECHや日経コンピュータでシリコンバレーVR通信というのを連載させてもらった時も、徹底的に調査をしてそれをアウトプットに落とすのは楽しい作業でした(大変でしたが!)。

また、KKRによる世界最大のLBO、RJRナビスコの買収を描いた「野蛮な来訪者」、Steve Jobsの人生を描いた「Steve Jobs」、日本語ではまた出ていませんが、Theranosという投資家や顧客を騙したヘルスケアスタートアップの実態を描いた「Bad Blood」といった本を最近、読み返して、独自調査に基づいたノンフィクションの面白さを再発見した、ということもあります。

ゆくゆくはPodcast的なものでやるとして、まずは手始めに実験的な試みとして、いくつかのStartup Storyを書き物で残してみたいと思います。英語の記事もたまにMediumで書いてますが、Startup Storyは基本は日本語でnoteで書きます。このスタートアップや買収事例についてもう少し知りたい!というのがあれば、コメント欄に書いてください。必ず取り上げる保証はできないですが、最大限、努力します ✌️

[2021/3/27追記] Clubhouseでの定期配信&Podcastを始めました。Clubhouseではシリコンバレー在住のベンチャーキャピタリスト3名で、毎週日本時間の土曜日朝9時、SF時間の金曜日夕方5時に「Silocon Valley VC Talk」と言うタイトルで、毎週、話題のスタートアップ、トレンドを深掘りしています。それを聞き逃した方向けに本編(Clubhouseでの最後にQ&Aをやっています)を録音した「Silicon Valley VC Talk」もPodcastSpotifyで公開しています。Youtubeでも徐々に公開中です。

Twitter: @teppeitsutsui  
Linkedin: Teppei Tsutsui

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