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「文化芸術活動の継続支援事業」 どう記入したか

文化芸術活動の継続支援事業のA-2が採択されました。
当初は3次募集はないかもとの触れ込みでしたが、3次も始まりましたね。
ということは、思ったよりも募集が少なかったということ。。。
せっかく芸術家の為に予算を作っていただいたのに、余るということは次にこういうことがあった時に、こんなに予算が必要ないと思われる恐れが。。

「文化芸術活動の継続支援事業」は、次の4つの補助形態となります。
【活動継続・技能向上等支援A-①】 上限額:20万円
標準的な取組を行うフリーランスを含む個人事業者(以下、「個人事業者」といいます。)向け
プロの実演家・技術スタッフ等を対象に、練習のための稽古場の確保、技能向上のための
研修資料等の購入、調査・制作準備等(これは例示であり、下記A-②に示した取組の例や、
本事業の趣旨・目的に沿うものであれば、その他申請者の主体的な判断で実施されるものも
対象になりえます。)の活動費を支援
【活動継続・技能向上等支援A-②】 上限額:150万円
より積極的な取組を行う個人事業者向け
感染症対策を踏まえた新たな練習方法の確立、動画収録・配信による活動の発信、会計処
理に関する講習の参加等、発展的取組(これは例示であり、上記A-①に示した取組の例や、
本事業の趣旨・目的に沿うものであれば、その他申請者の主体的な判断で実施されるものも
対象になりえます。)を行う活動費を支援 ※A-①とA-②の重複申請はできません。

そうなると悲しいですよね。
確かに、A-2を申請するとなると少し面倒です。
だけどわからないことは検索するとかなり事が解決される筈。

まだ申請してない、面倒くさそうと思っている人はちょっと時間を作って申請して欲しいです。
そして僕が申請して通った例を軽く書いておきます。
参考になれば!


まずは事前確認団体による確認
これを申請して番号を取っておくとすごく楽です。
僕は加入しているMNPにメールしてすぐにいただきました。

ミュージシャンの方はすぐに理解できると思いますので割愛。

最初の記入は


1,事業計画
これはみんな同じような考えだと思います。

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オンライン活動の経費が全体の1/6以上になると補助率が3/4が上がるのでオンラインでの活動ができるとさらに良いですね

・You Tube動画を作る
・オンラインレッスン
・自分でライブを配信するなど

2具体的な活動内容(開催時期、場所、参加者、内容等)

ここは上記にあげたYou Tube活動やオンラインレッスン、毎週やっているライブ配信やライブを行った際に自分で配信するという事を記入しました。

オンラインでの活動がない場合は、今まで通りの演奏活動のスタイルで記入すれば良いでしょう。全くライブの予定が無かったりする場合はセッションに参加したり、レッスンとかでもよいですね。
ただしレッスン、教室運営に関しての経費は全体の1/2以内

3,事業実施のスケジュール

2/26以降の経費が認められますので、2/26以降にやった活動、これから先に入っている予定を書けば良いと思います。

・3月くらいからYou Tubeの動画をアップし始めたのでその事
・友人と企画して無観客ライブを配信した事
・オンラインレッスンの動画を作成している事
・8/30日のソロイベントのこと
・そしてこれから予定している内容を記入しました。

4,期待できる効果

ここは自分をプレゼンしましょう!自分を褒めるのです(笑
全文を載せるのは恥ずかしいので一部はこんな感じで

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ライブ配信は今までなかなか見る事が難しかった地域の人も気軽に見る事ができる。時間が合わなくとも、アーカイブなどで楽しめるという利点。
こう言った事と、今までの自分の活動を組み合わせれば色々かけると思います。

5,経費明細書

ここが大変ですが、2/26以降にかかった経費意外とないですかね?
オンラインの事などやっていなくても、弦を変えたり、ちょっとした消耗品かったり、活動が減った機会で楽器の修理、メンテナンスなど。

⑤.消耗品費(物品一点あたり税込10万円未満のもの)
事業を遂行する上で必要不可欠な物品の購入費
(例)
◎ 舞台美術製作や美術作品製作に係る衣装代及び材料代(稽古着、トゥ・シューズ等)
◎ 研修やワークショップ等で使用する資料に係る経費
◎ PR動画等の制作・配信のために必要なパソコン及びパソコン周辺機器
◎ 楽器・楽譜の購入代
◎ 楽器の修繕代・弦等の消耗品代
◎ トライアル公演に向けた準備代(化粧品購入等)
◎ 事務用品(鉛筆、消しゴム、付箋等)
◎ 催事保険、マスク、消毒液・アルコール液、等
◎ 消毒設備(除菌剤の噴射装置、オゾン発生装置、紫外線照射器)の購入)
◎ ゴーグル・フェイスシールド・ヘアネットの購入
◎ 手袋・ゴミ袋・石鹸・洗浄剤・漂白剤の購入
◎ アクリル板・透明ビニールシート・防護スクリーン・フロアマーカーの購入
◎ トイレ用ペーパータオル・使い捨てアメニティ用品の購入
◎ 非接触型検温器・サーモカメラ・キーレスシステム・インターホン・コイントレー等の購

オンラインの活動だと各種撮影機器、周辺機器、全部計上できますね。
一個あたり10万円以下ですが、細かいものを集めてもそれなりの金額になる可能性がありますね。

インターフェースも10万以下の物を買った人、スピーカーやヘッドフォン、イヤフォンなども消耗品ですからね。
後はこれからの活動予定があれば、弦などの消耗品をまとめ買いもどうでしょう?シールドやエフェクターなどの機材もコロナ後の技術向上などに必要な物だと思います。

記入例として一部を公開しますと以下の様な感じ。
たくさんの動画を取ってきましたので、それにかかった経費の一部。
すでに購入している物がほとんどで、それを全部打ち込んで言った感じです。楽器の調整、修理もたくさん行っていたのでそれも計上出来ました。

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これ以外にも、今後考えている活動の経費を計上。

せっかく支援していただけるなら上限の100万に近い形で応募。
(コロナ対策費が加わればプラス50万円の150万)
ICT活用が1/6超えるので補助金は訳75万となります。

この様に申請し採択されました。
上限を狙わなくても、今までかかった経費と領収書をかき集めてはいかがでしょうか?

2/3、もしくは3/4戻ってくる可能性があります。
もちろんこれからの活動の予定があって、それにかけたい経費がはっきりしている場合はそれを計上。


今までの分が戻ってくれば今後の活動に生かせますしね。

ただし、これは給付金でないので、実際に出資しないといけない物です。
採択されて、予定の物を購入し報告書を提出。


補助⾦交付決定の通知を受けた個⼈・団体は、事業が完了した⽇から 30 ⽇以内(交付決定
前に事業を完了した場合は、交付決定後 30 ⽇以内)に、交付決定時に補助⾦申請システムで
決定されたデータを活⽤して実績報告を⾏っていただきます。
実績報告の内容を確認し、当該補助事業が補助⾦の交付決定の内容に適合すると認めたと
きは、交付すべき補助⾦の額を確定し、補助⾦の額を通知します。
なお、実績報告の際、領収書等、実際に経費を⽀払ったことが確認できる証憑書類も併せ
て提出する必要があります。

30日以内とかなりバタバタですが、でも非常に助かるので頑張りましょう!

皆さんが楽しめる様な物、有意義な物を制作していきたいと思っています。