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一字の宝もの

御縁に感謝です。

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“ことばクリエイター”にして
“筆文字クリエイター”
作品集をつくりました!

Kindleでもお求めいただけます。

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3年前。

世界が“見えない敵”を警戒し、“自粛モード”になっていた頃。

僕も、教室として使わせていただいている会場が封鎖され、教室を休止することが増えて、困っていました。

「困ったなぁ」という思いは手強てごわく、圧倒されることもしばしばでした。


だけど、「こんな時期だからこそ、できることがある!」と思っていると、ふっとひらめいたことがありました。

ハガキを取り出して、漢字を一字、描いてみました。

ハガキを彩った“一字”は、“想い”を語り始めました。

その“想い”を、“一字”の傍に寄り添わせてみました。


楽しくなって、いろいろな“一字”を描きはじめました。

もちろん、その“一字”が語る“想い”も。


そして、日頃お世話になっている方々のお名前の“一字”を描いてみたところ、それぞれの方の心の奥にある“想い”と、その方に向ける僕の“想い”がブレンドして、“ことば”が生まれました。



それぞれの作品が、動き出しました。

「描いてください」という御依頼オーダーをいただけるようになりました。

ある施設の責任者さまが、スタッフ全員のお名前の“一字”を御依頼オーダーくださったこともありました。


あれから、何名の“一字”を描かせていただき、どれほどの“想い”をこめさせていただいたことでしょうか?

そして、どれほどの“喜び”をいただいたことでしょうか?


このメニュー(“一字のきらめき”といいます)から、いろいろな気づきをいただきました。

御依頼たのみますにしても、不・依頼たのんでねぇよにしても、“お名前としての一字”として向き合うと、名付けた方の“愛”や“願い”の一片が伝わってくるのです。

そして、名付けられた方の御人柄を、さらに深く感じるようになった気がします。


お名前は“宝もの”です。

ありふれた漢字も、

誰かと同じ漢字も、

その“宝もの”の持ち主である

お一人おひとりの

独自オリジナルの想いを内包しています。


僕の仕事は、ほんとうに“ささやかな”ものかもしれません。

だけど、この仕事を通して、他者との絆を、以前にも増して感じられるようになった気がします。

そして、この“ささやかな”働きかけで、喜びを生み出すことができることを心から嬉しく思っています。

かつては、自分に合わない仕事をしたり、苦役のようにとらえていた仕事をしたりしてましたが、今の仕事(“ことばクリエイター”&“筆文字クリエイター”)で、自分なりに“発展”を実現できたと思っています。

この仕事に天命を感じています。



人の喜びのためのお役に立てる・・・

この貴い機会をいただいていることに感謝しています。


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今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

皆さまの心に、キラッとしたものをお届けできれば幸いです。

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