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【せたがや図鑑】髪庵ゆかし

こんにちは!かのんです
今回はせたがや×美容院の第3弾として、桜新町の美容院、髪庵ゆかし神林匠さんにお話を伺ってきました!

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髪庵ゆかし
電話:03-5426-8978
住所:〒154-0015 東京都世田谷区桜新町1丁目11−4 フジヤビル 2F 
営業時間:10:00~20:00 完全予約制
定休日:月曜日
アクセス:桜新町駅 西口 徒歩2分


1.美容師になったきっかけ

ーー髪型ひとつで変えられる
髪型ひとつでかっこよくもかっこ悪くも、可愛くも可愛くなくもできると思ったことです。もともと、モノを創る仕事、何か形になるモノを創る仕事をしたかったのですが、その中で、その人その人に似合った素敵な髪型を創れる仕事はすごいと感じ、高校生の時に美容師になりたいと思いました。美容師になった現在、髪型が変わるという事はその人の運命や人生も変わるという重要性に気づきました。

ーー自分のお店を開いたきっかけ
”自分の店を持つってどういうことなんだろう”
という疑問からです。あれがしたいこれがしたいといった訳ではなく、自分の店をもつとはどういうことなのか気になって始めました。

ーー子ども時代について
明るく、明朗活発で好奇心旺盛な子どもでした。優等生ではないし、悪いことをやっていたわけでもない。でも、自分がやりたいなって思ったことを自由にやっていたかもしれないです。モラルに反することはやらないけれど、やってみたいなと感じたことはやってきました。


2."髪庵ゆかし"について

ーー"髪庵ゆかし"の由来
髪庵ゆかしは"奥ゆかしい"から来ているんです。"奥まで見に触れにいきたい、美に対してもっと深く知りたい"という意味があります。慎み深く、上品で、心が魅かれる、細やかな心配りが見える様子、英語で表すならbeautiful、graceful等。そういう想いを持った人で溢れてくれればいいなと思っています。

ーー桜新町を選んだ理由
駅を降りて地上に出た瞬間に、空が近いと感じたんです。すごく気持ちのいい場所で、綺麗で明るい場所なので良いのではないかと思いました。美容院を開くときに田園都市線沿いで場所を探していたんですが、桜新町は高い建物があまりなく、しかもこの通りは電信柱もないんです。だから空も近く感じ、心地が良い場所だと思いました。
実際に桜新町にお店を構えてみて、暖かい人たちが多い街だと感じました。僕は商店街の組合にも加盟しているのですが、その中で自分の意見を言ったとしても、「そういう意見もあるんだね」と受け入れてくれて、活動していても「やってみよう」と前向きに取り組んでくれます。そんな風に暖かくて素敵な人達が多いんです。来てくれるお客さんもあったかい人が多いなぁと感じます。

ーーターゲット層などありますか?
20代30代という年代をターゲットにしているのではなく、”自分を少しでも変えていきたいけどどうしていいか悩んでしまう人”をメインにしていて、そういう意識をもっているお客様が多いです。

ーーコンセプト
理念とかコンセプトが、“ヘアスタイルで運命を変える”。これが自分の中でのメインテーマです。ヘアスタイルがちょっとでも上手くいかないと、モチベーションって上がらないと思っていて、そのちょっとが、テンションとか、気持ちのモチベーションに繋がる。例えば面接がうまくいくとかいかないとか、ちょっとしたことかもしれないけれど、多分凄く変わってくると思うんです。それを少しでもお手伝いできたらいいなって。お店の雰囲気も和モダンにしたくて、そうしています。他にない美容室を目指して。

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3.やりがいを感じるとき

ーーお客様が周りから褒められたとき
例えば、お客様が再来されて、彼氏とか彼女とか旦那さんとか奥様、友人など、周りから褒められたことを報告されたとき。施術中って、お客様と僕の信頼関係が出来てれば良くて、「可愛くなったね」となるけれど、第三者から「それ変なの」って言われたら全て台無しで、お客様の気分も落ちてしまうし、もう行きたくないってなってしまいます。でも褒められたら、あぁやっぱりよかったんだって感じられるだろうし、すごくやっててよかったなと思います。


4.苦労したこと、辛いこと

ーー辛いと思ったことはなかった
ずっと美容師をやってきて、辛いと思ったことはなかったです。ただ、コロナかな。コロナの時は辛いって思ったかもしれない。でもそれも多分、そういう風になったときにどう考え方をシフトできるかが足りなかったから辛かったのではないかと思います。行き詰まったときにも、常に戦略を立てていく。これが駄目だったら、じゃあ次はこれをやってみようって次々とやってみること。もしそのやることが全部無くなったら、本気で辛いって思うかも。だから、辛いと感じる事はまだそんなにないんです。まだまだやることがいっぱいあるから。

ーーやることがいっぱいあること自体が辛いとは感じないですか?
やってみること自体が無くなってしまった方が辛いかな。何していいか分からなくなっちゃうと思うから。友達、家族とも休みの日が違うのも、学生時代を経て就職してから今まで、ずっとこんな感じでこれが当たり前みたいになっているから、辛い、大変と思ったことはなかったです。

ーーやっぱりコロナでの影響は大きかったですか?
大きかったですね。本当に電話も鳴らないしメールも来ないし、お客様が1日1人来るかどうかでした。「あ、これどうしていいか分からないな」と思ったけれど、「じゃあ、結局戦略を練るしかないな」ってなって、いろいろ試行錯誤してやってみました。


5.美容師という職業

ーー美容師になる前に美容師という職業に対して思っていたこと
華やかに見えるけど、きっとそうじゃないんだろうなって思っていました。だから、美容師になってからも大変とは思わなかったのかもしれない。なんでもお仕事って大変で、きっと楽ではないんだろうなって思っていたから、自分に納得ができたんだと思います。美容師になってからも、やっぱそうだよねっていう感じで。

ーーこだわり・心がけていること
第三者にも、「その髪型ってすごくいいよね」と言われるヘアスタイルを創ることを心がけています。もちろん本人から見て、かっこいい・可愛いのは当たり前で、その上で、「その髪型どこで切ったの」っていわれるようなヘアスタイルに出来るよう心がけています。それがいちばんその人にとっても嬉しいことだと思っているので。

ーー美容師として、お客様への想い
少しでも変わりたいとか綺麗になりたい、かっこよくなりたい、という想いを持った人に対して、一人でも多くのお手伝いを出来ればいいなという感じです。本当に少しでもモチベーションとかテンションとか、日々の活力にちょっとでも触れることができればいいのかなと思っています。

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6.今後について

桜新町に出店したということで、桜新町の商店街に参加させてもらっていることもあり、桜新町の美容院の人たち皆でなにかいろいろできればいいなと考えています。ライバルとか敵対関係とかでなくて「あそこの美容室はここが上手いからあそこに行った方がいいですよ」とか、「そこは○○が上手いですよ」というように、得意としていることが全部同じではないと思うから、一人一人に合うものを勧める、橋渡しみたいなことができればいいなと思っています。

7.お話をお伺いして

今回は、髪庵ゆかし店主の神林匠さんに取材させていただきました。お忙しい中、とても素敵なお話をありがとうございました!

お話の中で、「やることがたくさんあるから、まだ辛いとは感じない」という言葉が印象深かったです。やりたいことを次々と行動に移しているからこその言葉であり、戦略を立てて実行していく行動力が素晴らしいと感じました。私も何かやりたいこと、前向きに取り組めることを見つけ、行動に移したいと思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
自分でも少しでも変えたい、という想いをもっている人は是非訪れてみてはいかがでしょうか。

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