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【せたがや図鑑】吉澤卓さん

こんにちは!うるみです
今回、せたがやにおけるキーパーソン紹介ということで以前紹介した「100人の本屋さん」を運営している吉澤卓さんにお話を伺ってきました!

https://camp-fire.jp/projects/view/333332

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1 吉澤卓さんのお仕事

吉澤さんは、1974年、世田谷区若林生まれです。
大学卒業後、6年ほどSEとして勤務したのち、大学在学中に出会ったワークショップやファシリテーションを入り口に、コミュニティ形成などのさまざまな業務に関わりました。

現在は、世田谷線松陰神社前駅前で「100人の本屋さん」「コワーキングスペース100work」「イベントスペース100cube」を運営されています。

3つの事業の発端は、親族が所持するビルに空きスペースができ、そこを「有効活用したい」という思いにありました。
約100年前、祖父が小売りの酒屋である「若松屋」を開業した場所で、「自分が暮らす街で地に足をつけた活動」をする人たちの拠点を作りたいと思っています。

2 なぜ本屋さん?

吉澤さんが事業をはじめるにあたって参考にしたのは、中西さんのブックマンションです。
「本屋をシェアする文化」を見た時にビビッときて、世田谷でも大切な機能の1つと直感したそうです。
またほぼ同時に、吉澤さんが子育てつながりのあったエディターさんが、中西さんのブックマンションで棚主をされていることも判明し、100人の本屋さんのキックオフメンバーとして参画してくださることになりました。
そこで私のプロジェクトがより具体的になり、リアルなものになりました。
いまは、この本屋さんの仕組みを拡げることも推進中です。

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3 まちで働いて見えてきたこと

まちには、助けが必要な人がいます。

吉澤さんのところを訪れる方の中には、なんらかの悩みを抱えていて助けが必要な人もいます。
新たな人と交流し繋がりを持つことで悩みを解決または緩和できる人と、そうではない人がいます。
吉澤さんは、自分のもつ繋がりでは解決できない悩みを抱えている人のサポートをできるようにしたいと考えています。

いまの課題は、バリアフリーの現状です。100人の本屋さんは2階に位置しており、移動手段は階段のみです。そのためベビーカーや車椅子の方の来店が難しい環境となっています。誰もが簡単に来店できるよう、バリアフリー化を進めることができれば良いなと思っています。

4 まちの課題

松陰神社前駅前に、さらにユニークな店を増やすことだと思います。そうすることで、より町を活性化させることができると考えています。

しかしお店を出すスペース(不動産や土地)がないため、出店しにくい状態になっています。
ただ、民間ではできることは限られていますので、不動産を持っている人が動いたり行政が制度を整えることも重要だと思います。

もう1つ、新しい建物やお店が増加した際に、昔ながらの雰囲気を壊してしまうおそれや、家賃が上がってしまうことも考えられるため、その点は課題と言えます。

個性的なお店のたくさんある世田谷の文化が損なわれてしまわないように、行政など大きな組織も協力してまちを支えていくことが必要だと思います。


5,最後に

今回は吉澤さんに取材をさせていただきました。
お忙しい中、ご協力ありがとうございました!

「繋がりでは解決できない悩みを抱えている人もサポートをしたい」という言葉が印象的で、吉澤さんの強い気持ちを感じました。

100人の本屋さんはとても居心地が良い場所です!木で作られた机や椅子は暖かさを感じ、BGMは自然を感じられるゆっくりとした曲調なので心を落ち着かせてくれます。ぜひ訪れてみてください!

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最後まで読んで頂きありがとうございました!


☟店舗情報☟
100人の本屋さん/100cube/100work
〒154-0023
東京都世田谷区若林4丁目25-14 コーナー松陰ビル 2F
松陰神社駅から徒歩50歩(30秒)


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