【せたがや図鑑】Kepobagels
せたがや図鑑でベーグルについて調べているあさみです!
今回は世田谷区上北沢にあるKepobagelsの山内さんにお話をお伺いしました。
1.ベーグルを作るきっかけ
ベーグルという商品に興味を持ったことがきっかけです。
私は、小さいころから食感にこだわりがありました。ベーグルはパンの中でも食感に特徴のあるパンだと思っています。
修業をはじめたときはパン屋さんで修業をしていたのですが、そこでベーグルに興味を持ったので、起業をする時は販売する商品をベーグルに絞りました。お店にはニューヨークベーグルと和ベーグルを置いています。
2.上北沢で開いた理由
今のお店は移転した後の場所ですが、移転する前のお店は自分が通っていた幼稚園のすぐ裏でした。幼稚園のすぐ近くにパン屋さんがあり、そこのパン屋さんが大好きでした。そこの物件を初めて見に行ったときに幼稚園時代の事や大きくなったらパン屋さんになりたいと思っていたのを思い出しました。その時に何か縁があるなと思ったのでそこの物件に決めました。その店舗は土地の関係で立ち退きすることになってしまったので、そこから近い今の場所でお店をやっています。
3.ベーグル作りでこだわっていること
一番こだわっていることは食感です。ベーグルはパサパサしていると嫌がる方がいるのですが、私自身が食感にこだわりを持っているので、このお店で売っているものはすべて食感にこだわった形にしています。ベーグルもすべてこの具材・味だったらどのくらいの硬さが合うのかなどを考えて作っています。
ーーニューヨークベーグルと和ベーグルの違い
ニューヨークベーグルはニューヨークのベーグルをお手本にして作ったもので、和ベーグルは自分が作りたいもの、こうしたら美味しくなるのではないかなと考えて作ったオリジナルなベーグルです。
--アイディアはどこから?
それぞれの商品にたくさんのストーリーがあるのですが、和ベーグルを考えたときには和の食材に合うので和ベーグルという名前を付けました。
プレーンを食べた方から醤油っぽい味がすると言われることがあります。生地自体がご飯や和菓子に合う香りなので、そういったものに合わせた考えで作っています。
4.ベーグル専門店に訪れるお客様
-ーパン屋さんは幅広い年代の方が来られるがベーグル専門店になると?
ベーグルの専門店にすることで、ご近所の方は「パン屋さんができると思っていたのに残念」と思う方もいらっしゃると思います。
でも、専門店にすることでお客様がいらっしゃる範囲が広がります。遠くてもベーグルを求めて買いに来られる方がいらっしゃいます。豆やきな粉、野沢菜などを使った和ベーグルも置いているので、年齢層の高い方にも受け入れてもらえたのかなと思います。
5.お店を開くための原動力
「パンが好きは一生変わらない」と、ある日決めたことです。
--やりたいことがあってもなかなか行動に移せない人が多いのでは?
パン屋さんはオーブンなどがあるので喫茶店やラーメン屋さんなどに比べると初期費用が高額になります。私もすぐにお店を開くことを決断できたわけではないです。
この仕事をする前はOLだったのですが、5年くらいパン屋を開くかこのままOLを続けるか悩んでいた時期がありました。「自分はこれが好き、これ以外ないんだ」と思いやすい人と、そう思うには時間やエネルギーが必要な人でタイプが分かれていると思います。私もどちらかというと「これが好き、これで一生食べていく」と決められないタイプなんです。ファッションや映画、音楽などたくさんの好きなものが他にもありました。
ただパンが好きは一生変わらないと決めたときに、自分で決めたらそれしかなくなるのでパンについてどんどん詳しくなっていきました。そうしていくうちに自分の得意の中の得意になっていったので、自分で意図的に決めるしかないと思いました。
6.おわりに
今回は上北沢にあるKepobagelsの山内さんに取材をさせていただきました。
夢をつかむには待っているのではなく、自分から意図的に行動することの大切さを学ぶことができました。ベーグルへの思いやこだわりについてなどお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。
購入させていただいたベーグルはお餅を食べているかのようにもっちりしていてとてもおいしかったです!
ベーグル好きの方はもちろん、ベーグルはパサパサしていて好まない方も一度食べてみてください、むっちりもっちりとした食感がとても癖になります!
◆店舗情報◆
〒156‐0057
東京都世田谷区上北沢4‐16‐13
℡:03‐6424‐4859
営業時間:8:30~17:00、カフェL.O. 16:00
定休日:月曜(祝日は営業)
火曜(祝日も休み)
アクセス:上北沢駅徒歩5分
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