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未知なる食べ物

今住んでいる街のスペイン語の訛りは結構すごい。
私のスペイン語はまだまだ流暢でないのに、環境というものは恐ろしい。
どうやらこの街特有の話し方が少なからず身についてしまったようで、地元の人には喜ばれるが、マドリードや北の方に行って話すと笑われることがある。そんな時、決まって半ば逆切れで言うのは、Es lo que hay!なのだけれどその言い方とジェスチャーもひどいらしい。でも、どうしょうもない。

スペイン語のリスニング強化にと“Betty en NY”を見始めた。そしたら全然わからない。スペイン語がなんだかいつも聞いている音と違う。そして速い。使う表現も耳慣れないものがある。住む場所によって言葉もこんなに変わるのだなぁと驚き、気になった表現を書き出してみている。

ドラマには食べ物の名前も出てくる。ベティのお母さんたちがずっと話しているtamalesなるもの。どんなものか想像できず、後で調べようと思っていつも忘れてしまう。そしたら、yumecitaさんがちょうどtamalesについて書かれていた。

そうか、これがtamalesか!
ちまきのように見えるけれど、蒸しパンにも見えないこともない。甘いものとお惣菜のようなものがあるらしい。日本にも甘いパンとお惣菜パンがあるなぁ。そんなことをぼんやり考えていたら、蒸しパンが食べたくなった。

ちなみに私が今一番食べたい日本の食べ物は蕎麦である。多分マドリードまで行かないと手に入らない。あとは、アジの開きとか、おでんとか、豆腐とか、おせんべいとか、シュークリームとか、サンマルクのチョコクロとか、葉物野菜(これもあまり手に入らない)とか、しいたけとか、みょうがなどの各種薬味とか、ねぎ(見たことがない)とか、梅干しとか、書き出したら止まらない。そして、お茶は絶対だ。

Tamalesの話に戻る。メキシコなどではソウルフード的なものなのだろうかと考える。ボカディージョみたいに持ち歩くのかしら。しかし、ラードを使うようなので、一気にたくさん食べるものでもないのかもしれない。手で食べるのかな、それともナイフとフォークだろうか。想像は膨らむばかり。

今度スペイン人たちにも聞いてみよう。でもあの人たちは、自分の国、いや自分の街の食べ物に最大限のプライドを持っているからして機嫌を損ねかねない。聞き方にも気をつけなければならない。要注意だ。

いつか会いたいtamales、全く味が想像できないけれど、その時までの楽しみにとっておこうと思う。

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