きもの本棚③『きもの番長2』の色合わせを実践してみたら
長唄三味線と伝統工芸をこよなく愛する私。
着物も好きだが、呉服店さんのお見立てにすこぶる、慣れない。その攻略法として、「モノトーン着物に、赤い帯」「縞の着物には、格子の帯」といった鉄板コーデを、センスでなく、知恵として、身につけてしまうのは如何だろう?
専門家のお見立てにも「ふむふむ、アレね」となるのでは?
着物好きイラストレーター、松田恵美さんの『きもの番長2 コーディネートレッスン編』には、着物独特のプリティな色と組み合わせに慣れましょうとある。
「明度」や「彩度」の濃淡でメリハリをつけた、同色系組み合わせの他、色相環の「捕色」関係にある色同士の組み合わせや、それを活かした「相性の良い色」など、色の組み合わせのコツを具体的に紹介している。
それぞれに女の子の凝ったイラストが付いていて、イラストで着用しているのは著者の私物(リサイクル、アンティーク)なのだそう。
ちなみに、パープル(一度も、着たことがない!)には「捕色」として黄色・黄緑・緑があり、また、ピンク・水色・黒が相性の良い色として組み合わせできるそうだ。
偶然、Amazonプライムで視聴した旅番組『京都画報』で、好きな常盤貴子さんが、水色の着物に藤紫の帯揚げを合わせていて、とても可愛いかった。
残念なことに、持っていないので、相性の良い色の組み合わせから、水色の着物にピンクの帯締めを合わせみた。
帯は白で、春のパステルカラーコーデ。砂糖菓子のようなメルヘンさ。恥ずかしいような、でも、やっぱり、可愛いいような…。
その後も『キモノ番長2』のイラストを楽しんで見ていたが、どうやら私は、イラストの女の子のヘアスタイルがボブだと「いいなぁ」と感じて、ウェブをかけた長い髪を肩にたらした女の子がするコーデは、苦手のようだった。
長唄三味線を始めてから、ロングにしているけれど、以前はボブだったのだ。結果として、わかったのは「見慣れた自分から、抜け出すのは大変だ」という事実。
頑張れ、私。
参考文献/祥伝社『きもの番長2 コーディネートレッスン編』松田恵美・著
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