2018年救急講習 おぼえがき

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てんとうむしでは、救急講習会を定期受講して
常に最新の知識を取り入れるようにしています。

すでに受講したことのあるお母さんも、繰り返し受講して、
一人ずつ実際に心肺蘇生とAEDの機械を使います。
消火器を使った消火活動も経験しておくと、いざというときに躊躇せず使えます。

救急隊員の方に直接質問できて、実際の経験談をお聞きできる機会は、とても貴重です。

今年度も、第一回目の救急講習が開催されましたので、
お母さんたちから集まった覚書をブログにアップして保存しておきます。

とっさの時って、頭が真っ白になるから、みんなで支え合って補いあって命をすくうために行動できるお母さんになりたいね。お母さんたちの感想とお礼は、講習をしてくださった救急隊の皆様へお渡ししてきました。

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~救急講習 覚書一覧~

【心肺蘇生法】

呼びかけ後、反応確認。
とにかくたくさんの人を集め、119番連絡、AED確保の指示する。

人がいなければ119番→心肺蘇生

6秒以内に呼吸をしているか確認し呼吸していなかったり、判断に迷う時は、胸骨圧迫を開始する。
・30回連続行う。
・胸骨圧迫深さ大人5㎝、
    小児大人の3分の1
・テンポ1分間100~120回
・胸骨圧迫30回、人工呼吸2回の割合で行うがうまく出来ない場合は胸骨圧迫のみ行う。

・人工呼吸が出来なくても胸骨圧迫により、空気が多少気道を通る。

•胸骨圧迫の方法→肘を伸ばして真上から体重を乗せる感じで。しっかり押して、胸がしっかり戻るようにする。浅い圧迫は意味がないので、回数よりも質を大切にする。疲れてくるため人出がいたら交代して質の高い胸骨圧迫が続けられるように。

•心臓が止まって3分経過すると脳細胞の死滅が始まり後遺症が残るため、できるかできないかを迷う前にまずは行動に移すことが大切

•子供は胸部が身体の3分の1が凹むようにする。やり方は凹むようにできればなんでもおっけー!(指で押す、片手で押す、両手で押す)
※子供に胸部圧迫をした場合は必ず病院に行ってそのことを伝える。

•小児の人工呼吸は難しい(舌が大きいために気道閉塞しやすく、うまく気道確保ができないと人工呼吸してもうまく入っていかない。また鼻と口の間が狭いため、口と鼻を同時に塞いで、多すぎない適量の息を入れなくてはいけない。)ため、人工呼吸ができなかったらとりあえず心臓マッサージ。

•迷ったら119番すれば、アドバイスをしてくれるためそれにしたがう
•胸部圧迫をすると胸部と肋骨が外れたり、内臓に突き刺さるなどのこともあるが、それよりも胸部圧迫
・周りに人がいれば「119番通報お願いします。」「AED持って来てください」「すぐに戻って来てください」を伝える。

・誤飲などののつまりがある時は先に詰まりをとることを全力で行い、意識がなくなったら胸部圧迫へととりかかる。
・誤飲等の詰まりは掃除機で吸わない
・交通事故等でも意識無いときは胸部圧迫を行う。※動かすときには、首にある神経を傷つけない配慮が大切。
・救急隊が到着するまで胸部圧迫は続ける
・胸部圧迫時、布団の上などは避ける。しっかり押せなくて効果が弱くなる。
・胴体側を少し高くして、頭側を少し低くすることで気道が確保されやすい。


【窒息】
•異物が見える場合は掻き出す。その際は噛まれないように注意
•意識がなくなったら心マをする。心マで取れることもある
•異物が気道を塞いで人工呼吸が有効にできない場合は、無理して人工呼吸を行わなくて良い
•飲み込んでしまったら頭部を下にして背部を叩いて吐かせる。咳をさせる
・ハイムリック方は、乳児や意識がない子供にたいして行うと内臓損傷や気道圧迫の恐れがあるのでやらない。

【AED】
•小児に大人用のAEDを使ってもよい。小児用に切り替える電源がある場合もある
•パッドは心臓(その人の握り拳サイズ、左側にあるというより左側に傾いていると考えた方が良い)を挟み込むようにして貼れればよい
•身体が濡れている場合パッドを貼る部分さえふけていればよい
•必ずしもショックが行われるわけではない。ショックが行われないということは、それほど危険な状態であるという意味かもしれない→
それでも引き続き胸部圧迫は続ける。
・AEDの機器が作動しない時でも、救急隊が到着するまで胸部圧迫を続けることが大切。
・AEDは装置作業しながらも胸部圧迫を並行しておこなう。
・AEDの小児用は中学生頃まで高校生以上は成人用を使う

【消化器】
•5-10年くらいで交換する。交換時に無料で引き取ってくれるところもある
•10型の一般的によく見るタイプがオススメ
•押すと粉が噴射されるが、15秒ほどしかされないため、的確に目標に向かって噴射するように。
•メーターが付いていないものは古いタイプのため、錆びていたりすると使用できない可能性もある。粉が固まっていないかなどを定期的に確認する
•粉が噴射されたら、粉を出し切るまで使う
•天ぷら油から火が出た場合は直接鍋に向かって噴射すると、鍋から油が散って危険なので、壁などに噴射して粉が火の元へ降りかかるような形にする。
・古い消火器で、錆びてるものを使用すると、レバーを握り圧が一気にかかった時に錆びてる劣化した部分が
飛び、人に当たり大事故になったことがある。使用期限を守ることが大切。

【その他】
・火事は年間約4万件おきている。
・IHクッキングヒーターでも取り扱いを間違えると火事につながる。エプロンをIHの上に置いて発火した事例もある。
•子供は窒息による死亡事故が最も多い。
•溺水での死亡事故の場所は川が6割、海が3割(成人では逆)
助けに行った人がなくなるケースもあるため、慌てて飛び込まない。飛び込まずに助け出せる方法を考えること
•交通事故ではヘルメットをつける、自転車の補助席からの落下に気をつける
・ガラスが刺さった時は刺さった場所によっては抜かない方がよいときがある。多量出欠のおそれあり。

2018年5月30日てんとうむしブログ~ 

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