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TENTOはプレゼンテーションに力を入れているとのことですが、それはなぜですか。
100人を前に自作を発表したプレゼン大会
TENTOは最初期から「プレゼン大会」と称して、作品発表会を開催してきました。
企業や大学に会場をお借りして、100名ほどのお客さんを集め、子どもたちはその前で自作のプレゼンをおこないます。
100名の観衆を目前にして何かを発表する機会は、大人でもそうそうあるものではありません。
学校には学芸会やそれに類する発表会があるでしょうが、多くはクラス単位や学年単位でおこなわれるもので、「ひとりで」というわけではありません。その意味では、とても貴重な機会を提供していたと言えるでしょう。
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ご存じのとおり、現在はたくさんの人が一堂に会するようなイベントを開くことが難しくなっています。TENTOも近年は、プレゼン大会の開催を控えるようになりました。
プログラミングできるだけじゃダメなんだ
とはいえ、「プレゼンは重要だ」という考えは依然として持ち続けています。
なにかをつくりあげただけでは、人は自信を持つことができません。自分が成し遂げたことを、他人に理解してもらい、評価されることが絶対に必要です。これは子どもだけではなく、大人も同様です。
そのためには、他人に説明する能力が必要になってきます。
単にプログラミングのスキルに熟達するばかりではなく、自分のしていることを客観的に把握し、それを理解してもらう努力をしなければなりません。それを見たとき相手がどう思うか、相手の立場に立って考える訓練も積まなければなりません。
現在、TENTOでおこなっているプレゼンアワーは、そこを磨く場にしていきたいと考えています。
今後のプレゼンアワー
先日おこなったプレゼンアワーには、ひとつ大きな反省がありました。
自分がまったく知らない大人にたいして、自作を説明する機会は設けられたのですが、人のしていることを見る時間は用意できなかったのです。
誰かがなにかをつくっている。そのことで自分はこうしようああしようと考える。それは、今自分がしていることに不足していることは何か、自分が学ばなければならないことは何かを知ることにつながります。
プレゼンアワーを定期的に開催し、参加する子をもっと増やしていくこと。それは今後のTENTOの大きな課題になっていくと考えています。
(TENTO代表 竹林暁)
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