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秋の海はいいね

本日は、しばし、いぬうた市を背にして、
飼い主が運転する車で、
ママと秋の海にやって来た、きゅん君と、ぐーちゃんです。
行きの車中で、秋の海を見に行くと聞いた、ふたりは、
「秋の海ですって?ぐーは残念ながら存じ上げないわ。そんなお相撲さんいたかしらね?きっと相当下の番付の方ね。きゅん」
と、早くも勘違いをしている、ぐーちゃんです。
「力士を見に行くということは今やっている九月場所を見にいくのかな?もしかして今日は千秋楽じゃない?よくチケットが取れたものだね。きっと飼い主がどこかで拾ったんだな」
きゅん君も、ぐーちゃんの勘違いに、
すっかり引っ張られてしまいました。
しかし、着いたところは、
当然、国技館とかではありません。
読んで字の如く、そのままの、秋の海です。
最初は、なんだ、海か。と思った、ふたりですが、
その日は大変天気が良く、風が心地良く、
とても気持ちが良い、海辺です。
朝から、ウインドサーフィンをしに来る遠方の人、
わんこと散歩する、ご近所の人など、
様々な人がいて、賑やかで楽しい雰囲気が漂っていて、
きゅん君と、ぐーちゃんも次第に楽しくなってきて、
砂浜をロングリードで走り回ったり、
土よりも俄然飛ぶ、砂の穴掘りで、
お互い、砂をかけあったりして、
それがそのうち、お相撲に発展して、
「ぐーは、秋の海ー!」
「えっ、ズルいよ。僕も秋の海がいいなー!」
「じゃあ、勝った方が秋の海ね!」
と、秋の海のシコ名を取り合って、どすこいをして、
やがて、ちょっと疲れて、砂浜で寝転んで、
海をしばらく見ていました。
「海ってスクリーンみたいだね。ずっと素敵な映画が流れているようで、いつまででも見ていられるよ」
と、きゅん君が言うと、ぐーちゃんも、
「本当ね。ぐーもその映画に出たーい!」
と、言うので、
「じゃあ、海に入ればいいじゃん」
と、ぐーちゃんを、海の方に押そうとします。
すると、
「あっ、ぐーは海はNGだったんだ。だって水、怖いんだもの」
と、ちょっとおどけて、ふたり笑って、
とっても楽しい、楽しい、初秋の海の1日でした。

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