「ブックスマート」(実写映画)

視聴環境:ネット配信

内容は…
アメリカのガリ勉女子高生の2人組。
高校時代遊ばずに過ごした主人公は、卒業式前日、イェール大学などへの難関大学に入学の決めたのに、遊びまくって同級生が同じような名門大学Googleなどへの就職を決めていることを知り、ショックを受け…
夜になってから、色々な場所で行われる卒業パーティーに参加して、様々な体験を通して、成長や人間性を回復するといった内容。

今時の優秀なアメリカの高校生が、生き生きとリアリティのあるかたちで描かれていました。
白人、黒人、東洋系と言った人種構成の多様性だけではなく…
トランスジェンダーの黒人や白人男子生徒…
主人公の親友は、同性愛者であることをカミングアウトしていたり…

太った女生主人公を初め、こういう学園ものでよくある人種や容姿、性の問題に関する誹謗中傷などのシーンはなく、わりともっと内面的な部分でのことが関心の中心になっているのも印象的でした。
(現実社会ではヘイトクライムやブラックライブズマター運動などが盛んにあるアメリカ社会で、どの程度、この映画の中で描かれているものがリアリティのあるものなのかの判断はつきませんが…)
ただの綺麗事やお約束ではないリアリティも感じたのは確かなことで…
そして映画観終わったある種の風通しの良さ、爽快感のようなものは、この映画ならではかなと思いました。
(全てがパーフェクトな傑作かと言われると、そんなこともないかも知れませんが…)
映画自体の長さは、確か1時間50分切るくらいの割と短めの作品でしたが、なにか今の自分ではあり得ない感覚を貰えた良い映画体験が出来ました。
2時間弱でこんな体験出来る映画って、良いものだな、と思ったりしました。

https://longride.jp/booksmart/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?