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つながりこそが、飲食店経営での強みとなっていく。

東京代々木公園駅近くにあるアイスクリーム屋、hete。
ここのオーナーである藤田さんは、将来お店を開きたい人や、通常オンラインのみで販売しているけど、実店舗での販売もやってみたい。という人に、営業時間外や2階スペースを提供されている。

不動産業からのシェアハウスの運営、そしてheteのオープン。
シェアハウスを運営されているからこそ、こういったお店の有効活用というアイデアも自然と出てくるのだろうが、藤田さん曰く、
「例えば、僕の場合はアイスクリーム屋さんを経営してますけど、どうしても売り上げが夏に偏ってしまい、冬は閑散としてしまいます。でも2階で誰かが、例えば以前だとオリジナルブランドを扱っているGOODMANさんが利用されてましたが、帽子を買いに来てくれるお客さんが、ついでに1階のheteでドリンクを飲みながらくつろいでいくということも多かったです。
逆に、夏場はheteが忙しくなるので、2階を利用している人にもお客さんが流れるってわけです。」


また、飲食店を開業したい人を積極的に受け入れておられるのも、
「お店を開く場合、初期費用にどれだけかかるのか、どういう立地がいいのか、どれだけ売り上げが見込めればいいのか、などは結構イメージするんですけど、実際にお店を開いてみると実はそういう数字ってあまり参考にならないんです。何が大事かというと、「つながり」なんです。
異業種との交流も大事ですけど、同業との関わり合いってとても大切だと思います。実際に経営しているオーナーさんに相談とかできたらとても心強いですよね。特に飲食業界ってそういうつながりが他の業界に比べて作りづらいんです。」

誰かと協力してお互いの短所を埋め合うことが出来れば、やりたいことを諦める必要がなくなる。何かやりたいことがあったら諦めずに挑戦してほしい。とお話される藤田さん。

実は、活動できる場所を探されていたソムリエシェフの新宅さんとのイベントを取材させてもらった。
新宅さんは今現在もheteでフランス料理を振舞っておられ、お客さんも順調に増え続けているとのこと。
スタッフが「お客さんたちは、どこで新宅さんがheteでお店やってるのを知るんですかね?」と聞いたところ、「藤田さんがSNSで広めてくださってるんですよ。」と嬉しそうにお話された。
藤田さんがおっしゃっている「足りない部分を補って、win-winになる関係性」。
新宅さんのお話をお聞きして、まさに最高のつながりを見せてもらった。

■hete
〒151-0063 東京都渋谷区富ケ谷2丁目1−11
instagram:https://www.instagram.com/hete_2021/

■ソムリエシェフ新宅さん
instagram:https://www.instagram.com/allum_ette/

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