一人旅のすゝめ ~計画編~

カードマス!青春十八きっぷを手に入れた!速度が下がる。


一人旅の話をします。
とは言いつつも内容としては、コミュ障が一人で二泊三日の旅行をしてきたというだけの話です。一人旅最高、USJ最高、青春十八きっぷ最高、という主張がメインになると思います。よろしくお願いします。

件の旅行に出発したのは、忘れもしない一年前の8月31日の木曜日です。
計画を始めたのは、その前の月の頭だったかな。まずここで早速出てくる一人旅の利点があります。

・【一人旅の利点】:日程調整がクッソ楽。

なにしろ、調整するのは僕一人分でいいのです。他に合わせなければならない人はいない。後にやるべきなのは連休がとれるように、職場の人の顔色とシフトの様子をうかがうことでしょうか。でもそれだけでいいのです。自分が行けると思うなら、どんな無茶な日程を組んでも文句を言う人は(少なくとも旅行中は)いない。休みが取れればこちらのもの。自由の切符の往復分入手です。

そして、とりあえず目的地を決めます。とにかく僕はその時、USJのジョジョの奇妙な冒険の4D映像が見たかったので、目的地をUSJに設定しました。ジョジョは好きな作品ですし、4D映像というものを体験したことがなかったので行ってみたい!とにかくそれに照準を合わせます。


そして計画段階で、まず僕は自分の優先順位を考えました。
『自分はどこに一番お金をかけたいか?』という自問自答をしたのです。

旅行、と一口に言っても、様々な種類のお金がかかります。

『交通費』、まずはここから始まります。目的地に行くための手段は?東日本に住んでいる僕にとって、目的地の大阪(USJ)に行く手段は様々ありました。飛行機、新幹線、夜行バス、エトセトラ、エトセトラ。人によっては自動車もあるかもしれません(あいにく僕は運転に自信がなかったので、これは除外しました)。交通手段はそれぞれ金額が全く異なってきますし、同じ交通手段でも価格帯は本当にピンキリですよね。

次に『宿泊費』。どのくらいのグレードの宿に泊まるか?です。目的地の大阪近辺には様々な宿泊施設があります。これも調べてみると多様性あふれる世界が広がっています。目的地ゼロ距離ホテルから、びっくりするほど安く泊まれる一室まで(僕は初見で独房かな?と思いました)。

他に『食費』も重要な問題です。行った先で何を食べるか?その地域特有の食品を食べないと気が済まない方もいるでしょう。ご飯がついている宿を探すかどうかにも関わってくるので、宿泊費に通じるかもしれませんね。

そして僕の目的地はUSJであったため、『現地遊興費』も重要なポイントでした。USJには、ざっくり言うと「(モノによるが)課金すれば待ち時間を大幅短縮できるシステム」があります。これにどの程度お金をかけるか。待ち時間と快適さを天秤にかけるのです。

以上、大まかな4つの出費について、価格帯をざっくり調べてからおおよその優先順位を決定します。僕にとってはこんな感じでした。

『宿泊費≧現地遊興費>食費>>>交通費』

『USJに近い快適な場所に絞って宿を決める。そして出費のメインは現地で遊ぶカネ。食事はついてなくても構わない。交通費をとにかく安くしたい』といった感じの思考をしていたと思います。こういった感じにスタンスを決めると、全体の費用がなんとなく把握できるようになります。具体的にはとても情報の検索が楽になってきます。
なんとなくでも自分は何に我慢できるか?何を気にしないか?ということを決めると、これはNG、これはアリ、という決定が楽になります。ここでも一人旅の利点があります。

・【一人旅の利点】:それぞれにかけるお金を設定するのがめっちゃ楽。

それぞれの物事に対するお金のかけ方の価値観について、僕は友人同士の旅行で苦労した記憶しかありません。「やっぱりあそこに行くからには〇〇が食いたい」「移動が新幹線じゃないと疲れる」「そもそも旅費が高い」……エトセトラですね……その辺も、一人旅なら自問自答だけでいいし、お金を払うのは自分だけなのでとても楽です。自分は現地メシはカップラーメンでもいいけど、心地よいビジネスホテルに泊まりたい!あるいはその逆でも構いません。そんなことを思ったことはありませんか?
一人旅は、あなたの欲望を忠実に叶えることができるのです。


さて、目的地もそれぞれにかけるお金も決まりました。
大まかな計画を立てます。

『移動は青春十八きっぷで鈍行の旅。宿は新大阪近辺のビジネスホテル。移動にそれぞれ一日かけて、中一日はUSJで遊び倒すのに使う。メシ?んなもん現地で適当に探すぞ』

ここまで決めれば後は流れです。

まず「僕さぁ、青春十八きっぷ使って旅行行こうと思うんだけど、余った分使わね?」とオトンにこっそり計画を伝えました。青春十八きっぷは五枚つづりで販売しています。行きに一枚、帰りに一枚。三枚ほど余ります。なので鉄道大好きなオトンにええ話があるで、というウマい話を持ち掛けたのです。
翌日には青春十八きっぷが居間のテーブルに置いてありました。正直話が早すぎて若干引きました。僕はオトンに半分の金額を払ってシェアアア!してエンドです。びっくりするほど交通費が抑えられました。具体的な金額についてはぜひ調べてみてください。これで東日本から大阪に行けるのです。
具体的なルートは、ヤホーの路線に最寄りから新大阪をぶっこみます。ここはヤホーを信じるしかありません。もちろんゆっくり歩くを前提に設定します。ガチで半日かかる計算でした。たまげたなぁ。


そして宿泊施設ですが、格安や追及せず『ビジネスマンの一人出張』という感じのテイで検索します。交通費に手段を選ばなかった以上、キャリーケースをゴロゴロして半日移動する際の疲労感はなかなかのものになるはずです。仕事帰りのビジネスマンくらいの感覚で行けるのがちょうどいい。ということで普通レベルの金額の、新大阪駅から徒歩5分圏内のビジネスホテルに決定しました。


続いて遊興費。事前に買えるものは全て買っておきます。
最近のテーマパークはオンラインで決済し、データで入手できるものが多いです。某夢の国なんかもそんな感じですね。入場時間を含め、とにかく待ちが少なくなるように購入します。これもミスって損をするのは僕だけでいいから気が楽です。皆さんは感じたことはありませんか。全員分の費用と予約と責任が詰まった財布の重さを。僕はあります。そしてあんまり経験したくない、と常に考えている人間です。


・【一人旅の利点】:責任をとる・損をするのは自分だけでいい。


と、ここまで書いてかなり長くなってしまったので、今日は一旦筆を置きます。(いつになるかは保証はできないけれどたぶん明日の)次回、
『一人旅のすゝめ ~青春十八きっぷとテーマパーク編~(仮題)』
なんとか書いていきます。アップされたらそちらもよろしくお願いします。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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