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【40代のひとり言⑮】40代の転職 転職して約1年。今思うこと。
コロナ禍にメガバンクから転職をして、はや一年が過ぎました。色々あった一年だったかと思うし、あっという間だったかとも思う。
この一年で40代の私が転職して思ったこと、感じたこと、いくつかお話したいと思います。
メガバンクの常識は非常識
銀行の常識、世間の非常識、なんてことはよく言われてきたことだけど、メガバンクを辞めて外資系企業に転職し、銀行時代が如何に非常識だったかということは痛感する。
意味がわからない仕事や、役員説明や誰かに責任を取らせるための報告書など、よくもまあそれら諸々に時間を費やしていたものである。
コンフォートゾーンからの脱却
理不尽なことばかりで耐え難い職場環境ではあったが、それでも20年働いていたメガバンクは私にとってはコンフォートゾーンであった。
根本的に知らない人や知らない業務などなく、案件を進める際の手続きやツボの押し方も分かる。
そこから離れるということは、ある種の呪縛からの解放ではあったが、同時にコンフォートゾーンからの脱却でもあった。
コピー機の使い方から交通費の精算といった些細なことから、若手でもわかるような現職では当たり前の仕事が、おじさんの私には分からない。
銀行で管理職として偉そうにしていた私からすれば、これはしばらく感じたことのないストレスである。ただ、それを感じることができるだけでも、転職した意味はあると思うのだが。
腐ってもメガバンク
とはいえ、なんとかかんとか一年やってこれたのも、メガバンクでの経験があったからであり、日々、仕事の進め方や夜の接待まで、社会人としてのいろはを叩き込んでくれたメガバンクには感謝したい。
外資系の名刺を持ってお客様のところに営業に行くと、ときに、かなり警戒されることも多々あるが、それでも、メガバンクで20年勤めていました、と言うと、急に安心されたりする。やはりこの日本においてはまだまだメガバンクという肩書には一定のブランド力があるようだ。
そんなこんなで一年が過ぎた。40代のおじさん銀行員でも外の世界でやっていける。要は踏み出すか否か。本人の能力よりも大切なのは勇気ということだろう。
はや一年、でも、まだまだ一年。
これから何年続いていくか、はたまた更に違うフィールドに旅立つか。これからの自分自身の人生が楽しみでしょうがない。
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