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【転職の考え方】転職は当たり前の世の中になったとは言うけれど。。。
最近では転職は当たり前、むしろ積極的に転職すべき、という世論が一般的になってきており、その前提で大企業、メガバンクに入社してくる新卒も多いし、私も全く同意見である。
ただ、一つ冷静に考えて欲しいことがある。それは、転職が単なる逃げになっていないか、ということだ。
メガバンクでは入社3年目以内に3割辞めると言われている。その転職理由のほとんどは、思っていた雰囲気ではない、雑務ばかりで成長出来ない、もっと厳しく接して欲しい、等々、理想と現実のギャップを訴えるものが多いのだが、とどのつまりは周りのせいにしているだけ、他責根性なのだ。
自分自身が今ある場所で何を成し遂げたか、何を学び身に着けたのか、胸を張って言える自分の強みとは?キャリアとは?現職で私自身も採用を担当しているが、そんなことすらまともに語れない若者が非常に多い。
知り合いに誘われて、縁があって、転職はしたものの思ったような内容と違ったため、2か月で辞めました、半年で辞めました、そんな人もざらにいる。どれだけひどい職場であろうが、知人に騙されていようが、それを選んだのはあなたであり、決断したのはあなただ。
人のせいにして、もしくは損切は早い方がいい、と言い訳をして自分自身の過ちに気づかない。いたずらに命の次に大事な時間を浪費してしまう。そのような人はよい転職ができるわけはないし、私は採用しない。
繰り返しになるが、転職自体は私も賛成だし、今の世の中、絶対に転職はすべきと考えている。しかし、転職を考えるときに、何故転職をしたいのか、転職をしてどのような人間に成長し、どのような人生を歩んでいきたいのか、胸に手をあててよく考えてみることだ。
その転職、ただの現実逃避になっていませんか?
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