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小さな書店が生き残っていくのはほぼ無理ゲーではないか?

小さな書店が生き残っていくのはほぼ無理ゲーではないか? この記事を読んで、まともに戦うにはあまりにも状況が悪すぎる気がしました。少なくとも通常の大規模店と同じ戦い方をしていたら、ほぼ確定で廃業になってしまうでしょう。

そんな中、noteで批判覚悟で発信されたり、「絵本選書」、「一万円選書」をされている隆祥館書店さんは応援したくなりました。たまたまnote記事を読んでこのお店の存在を知りましたが、いつか書店へ足を運んでみたいと思っています。

取次店のことは全く詳しくないので想像ですが、小さな書店を相手にしていないように見えました。足下を見ているというか、世間をバカにしていているのか、書店さんや消費者をお客さんとして見ていないようです。こうやって、業界の根元から腐っていくのだなと思いました。私は本が好きなので残念です。

最近は、大きな書店でも同じように感じることが多く、Amazonに到底勝てない状況だと感じます。これまで、なるべく地元の書店で購入するようにしていましたが、自分がお客として扱われていないなと感じることが多くなりました。彼らもまた個々の消費者と向き合うことなく、本を並べてバイトにレジ会計させているだけのところばかりです。そのせいか、最近は試し読みをせずにAmazonで購入することが増えました。

実店舗だと「在庫あり」とあるのに探しても見つからなかったり、店員に声をかけたら忙しいのか超絶無愛想だったり、書店で嫌な思いをするくらいなら、中身を見ずに買ってAmazonで失敗する方がまだマシかなと思い始めています。たぶんどこかで何かがすれ違ってしまっていて、本来、本が好き同士でうまくやっていけるはずなのに、絶望的にどん詰まりな感じがしています。

もはや消耗戦で書店がどんどん無くなっていき、いずれ実店舗も半分以下になる未来が見えています。もはや我々は、書店がなくなっても、作家と出版社が残る仕組みを作らなければならないように思います。最悪、出版社がなくなっても、作家と編集者で電子書籍や自費出版ができる社会を最低限維持したいです。そのあたりの未来を見据えつつ、少しでも衰退の速度を緩められるように、読書の面白さを伝えられたらなと思っています。

読者の感心をひくためにYouTube、Instagram、TikTokできっかけを作るのが現状ベストでしょうか。本屋がなくなると、本を読むきっかけがなくなる気がします。若者を取り込むにはSNSしか今のところ手は無さそうです。

漫画はアニメからの導線が強いので十分生き残れるし(固定ファンも多い)、海外展開も開けているように見えます。それ以外の人文、小説、ビジネス、文芸は中々厳しそうです。書籍の値段を上げて売上をキープしつつ、地道に盛り上げて、少しでも新規顧客を作っていくしかないでしょう。


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