冷静に考えると東京都の私学は
やはり採用されるのは難しいな、と感じてしまいました。
さて、若手の先生向けに相談に乗ってきました。
学歴としても少し苦しいところがある。
勤務している学校もあまり知名度は高くない。
首都圏エリアの私学で採用されたい。
こんな場合に、履歴書を書けば通るのか、と言われればそれもなかなかそういうわけでもないわけです。
今まで私自身が相談に乗ってきた方は経歴がある程度あって、そこからのつなぎを考えました。
勤務してきた実績とか、勤務してきた学校の知名度やランクを考えると、ステップアップとしてどこまでいけるのか、というような相談です。
もちろん、ご縁だったり時の運だったりはあるのでなんともいえないのですが、そればかりはしょうがない。
考えたときに、じゃあどういう学校で働いていたら次が見つけやすいのか、というと、やっぱり都内の私学に(非常勤講師として)採用されるのが次に移りやすいのではないかなと思ってしまいます。
都内の学校ではいきなり専任教諭という待遇での採用はほとんどないような気がします。
学校の中で非常勤講師として働いている方から専任教諭の声をかける、などはあると思います。
ある意味では出来レースなのかもしれません。
あるいは、常勤職員でも専任講師でも特任教諭でも名称はなんでもいいのですが、試用期間のようなものを設定した上で採用ということはあるかもしれません。
で、話を戻すと、経歴をつないできた先生方は、やっぱり都内の私学の非常勤だったり、近隣県の専任教諭だったりして、都内へステップアップとして専任教諭を目指す大きな流れがあるような気もしています。
夢を持って教員になろうとしている新卒の先生には申し訳ないような気もしますが、知名度がある学校で勤務していたわけでもないのであれば、出身大学の知名度も関わってきてしまいます。
東大卒、早慶卒あたりであればもしかしたら名門校でも専任講師という話が出てくるのかもしれません。
その他国立大、上智、理科大あたりでも可能性はあるかもしれません。
大学院に進学しているか、なども理系の方にとっては関係してくる場合もあるでしょう。
それ以下のGMARCHは、入学の段階でそんなに偏差値が高くない学校であれば可能かもしれませんが・・・
少しでも経歴を魅力的にするには、大学院時代に講師経験をしておくという方法もあります。
また、科目にもよりますが、情報のアシスタント、理科の実験助手などの教員免許が関係しないお手伝いをして学校現場としての私学での経験を積むことも必要かもしれません。
それくらい、東京都の私学での勤務経験は、履歴書に書きやすい学校が多いな、と若手の先生の相談に乗っていて思ってしまいました。
魅力的な経歴づくりも大切ですね。
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