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私学の非常勤講師で生計をたてる方法②~攻めの転職をしつつ高収入を目指す~

前回の記事では、私が過去に非常勤講師の掛け持ちをしたある1年間について記事にさせていただきました。

常勤講師で一定の信頼があった後の非常勤講師という流れもあったので、万人に通用する方法ではありませんでした。

しかし、今回は前回より汎用性はあると思います。

この記事は、私自身が実際に経験した非常勤講師生活の、前回とは別の1年間について述べていきます。

タイミングとしては、前回の記事よりも後の年度です。

この記事の概略を最初にお伝えしておくと(順不同)
・非常勤講師から専任教諭を目指すまでの経緯
・非常勤講師から常勤講師や専任教諭を目指す方法
・非常勤講師時代に気にしていたこと
・非常勤講師でも私学共済に加入させてもらえることもある
・非常勤講師を掛け持つ際に気にしたこと
・生活をより豊かにするためにしたこと

となっています。

前回同様、身バレ防止のため、多少のフェイクが入っている点についてはご了承ください。

1.前回記事からの状況の変化

前回記事で、親の体調が悪化したことにより、一時的に常勤講師(専任登用の可能性あり)から非常勤講師の身分になることにしたのはお伝えしました。

いろいろありましたが、ある程度落ち着き、そろそろ自分自身もまた常勤待遇の身分に戻ることを考えるようになりました。

そんな時のお話です。

攻めの転職のために、非常勤講師でもより知名度の高い学校を掛け持ちつつ、専任登用を目指せそうな学校を探すにしました。

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2.実際の勤務時間

年度の最初は学校2校のみの掛け持ちをしていました。

その後、欲張って塾講師も掛け持つことにしました。

年収は600万を超えていたと思います。

1週間あたりの担当の授業時数は週5日で、最初は学校の50分授業を19時間と部活動の指導をできるだけ協力するということになりました(別途コーチ料は発生する)。

ただし、部活動については、実際には練習の曜日がほとんど噛み合うことはなく、週1日の朝練と長期休暇で貢献する形になります。

また、単純に担当時数が前回の記事より減っているので、金銭面が不安になったことと、自分自身の修行(授業力向上)のために、5月の連休明けくらいから夜に塾講師を行うことに決めました。

塾講師は、90分授業を最初は4人くらい担当していたのですが、すぐに人気が出てしまい(←自分で言うな)、夏休み前には週あたり述べ12人(入試直前はもっと)ほど担当していました。

これだけのコマ数を担当したのは、なんと塾で小学5年生~小学6年生(しかも受験生2人)、中学3年生(やはり受験生2人)、高校1~3年生(浪人生も含めて受験生6人)対応したためです。

また、教科も小学校の算数と理科、中学の数学と理科と英語、高校の数学と理科(物理・化学)と英語を担当するという、かなりマルチタレントっぷりを発揮していました。

最初のほうは、学校の授業の補助で通ってきている生徒の担当が多かったのですが、塾側に使えると思われてしまってからは、受験生の担当が一気に増えてしまいました。

私自身も勉強のため、と何でも対応しますと塾側にも告げていましたし、めちゃくちゃ勉強になりました。

ここまで幅広い生徒層を無理して対応しなくても、この塾は生徒の層も幅広く、生徒数も多かったので、教科や学年を少し絞っても、やろうと思えば担当する授業数を増やせると思います。

なお、土日は完全にお休みです。

まとめましょう。

・年収は600万円を超えている(700万円弱?)
・土日は完全にお休み(土日の部活はなし)
私学共済に加入させてもらっている

土日は転職活動のためだったり、自分自身の休息と心身のリフレッシュのため、週休2日は死守しました。

勤務していた学校2校と塾の担当授業と年収の内訳ですが(X校、Y校、Z塾とします)、

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