私学の魅力(研修と同僚編)
かつては私自身も公立校の教員だったので、初任者研修だったりその他の研修は受けました。
自治体によっては、更に5年次研修とか10年次研修などは設定されていると思います。
それとは別に、長期休みの前などは、研修の一覧表などが回覧で回ってくることもあったように記憶しています。
さて、じゃあ私学はというと、研修の質と量についてはそんなに強いとは思いません。
これについては、賛否両論あると思いますが、「公立は研修が多くて充実している」という見方もできると思いますが「公立は研修が多すぎて拘束される時間が多い」という見方もできてしまいます。
ものによってはただ参加するだけのものもあると思いますが、勤務時間中に参加する研修の場合だと、書類を書いて提出したり、事後の報告書を作成したりすることもあります(特に年次研修なんかはレポートを課されるのは上記記事もご参照下さい)。
さて、私学はというと、研修をほぼ全く設定していない学校もあるにはあります。
特に社会人としても問題なく、授業力もあり、生徒対応や保護者対応もソツなくこなしてしまう人も少なくないです。
特に上位校の場合は、必要な要素だけを必要なタイミングで要領よく同僚から聞くだけでもうまく回せてしまう優秀な同僚も多いです。
いい意味で、定められた研修に縛られることなく、有効に時間を活用しているとも捉えることもできると思います。
ただ、もちろんその一方で、本当に価値のある研修が設定されていることもあります。
例えば、私学教育研究所が主催している研修会があったりします。
ものによっては、内容がかなり高度なものだったり、面白い内容のものもあったりします。
公立校に回ってくる研修の内容も面白いものはありますが、私学だからこそアクセスすることのできる研修の情報もあると思います。
もちろん、研修の内容や講師の方を見ていくと、かなり面白そうと思うものもありますし、その逆のものもあるようには思います。
これは公立でも私学でも変わらないとは思いますが、私学で同僚が優秀だと、面白そうな研修に一緒に出てみないかと誘ってもらえることもあります。
また、同僚が自主的に研修に参加してきて、面白い内容や自分たちの教育に活用できそうな実践を共有してくれることもあったりします。
研修に対する興味の度合いとか、面白い研修を嗅ぎ分ける能力は、最終的には個人の資質によることもあると思いますが、高いレベルで限られた時間を有効活用している方が多いのも、もしかしたら私学の魅力の1つかもしれません。
かくいう私自身も、研修は適宜利用しています。
それこそ、大手予備校の有名講師の方の研修にも参加させていただいたこともありますし、学校全体で一括で申し込まされ、後日動画視聴を義務付けられたものもあったりします。
教科書会社が関連する研修会に参加させていただき、高いレベルの私立学校間の繋がりが広がったこともありました。
公立校には公立校の強みはありますが、私立学校には私立学校なりの強みがあるのは、研修についても同じです。
今回は研修という観点に焦点をあてて記事にしました。
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