公演記録『冬のタイムマシン倉庫』2023.11.16

こないだ久しぶりに台本を出して演じた、新作落語『冬のタイムマシン倉庫』。

大好きなヨーロッパ企画の芝居『冬のユリゲラー』『サマータイムマシンブルース』『火星の倉庫』の名詞を使ってタイトルを作ったもの。

以前より、後半のウケがいまいちだったのと、意図が伝わり切れてなかったなぁと反省するものの、台本読むと、めっちゃよくできてるんですよね。

昔からタイムマシンものが好きで、ドラえもんはもちろん『バック・トゥー・ザ・フューチャー』も好きやった。
当時、アイドル的人気を誇っていたマイケルの他の映画も観に行ったし、アメリカのユニバーサルスタジオのバスツアーで、B T Fの雷が落ちる時計塔を見て感激したもんや。

ただ、子供のころから気になっていたのは、過去に戻ったり、未来に行ったりする人って、記憶がなくなるわけじゃないから、現在に戻ったとしても、もうすでに前の時間軸の中のその人じゃなくなってるんちゃうん?ってこと。

ということは、未来は変わってるんですよね?

ファミコンの『麻雀』でズルをして勝った人と、『脱衣麻雀』で自分で努力して自分の麻雀能力を上げた人では、麻雀能力の上がり方は違うし、今までの自分を変えようとしなかった主人公が、変えようとした瞬間にその人自身は変わってるということかな。と。

ただ、自分以外の周囲が変わるかどうかは謎なんよね。

だって、本当に自分以外の人間が存在しているかすら、証明できないんだし、その人たちが過去の段階でどういう行動をしていたかわからんからね。

以前、公演した時より伝わってなくて残念でやした。


最近、「あの時こうしといたら…」的な後悔は少なくなってきたけど(一時期は、もっと早く入門しとけば良かったばっかり思ってた。年齢の件で)、今、もし過去に帰れるなら…

サークルの友人の家に泊まって、一つのベッドで朝までずっと喋って、新聞配達の音にびっくりした、あの大学時代には一瞬だけ戻ってみたいなとふと思う。

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